前橋市の画期的な給食利用プロジェクト
群馬県前橋市で、新しい取り組みが始まりました。このプロジェクトでは、地域で発生した未利用野菜を活用し、「アップサイクル緑の野菜のふりかけ」として市内の小中学校で提供されます。2026年2月から、約24,000人の児童がこのふりかけを給食で楽しむことになります。これは、地域資源を有効活用し、フードロス削減を目指す試みです。
背景と連携の目的
日本では年間約200万トンの規格外野菜が廃棄されています。この問題に取り組むため、スタートアップ企業「グリーンエース」と地元の生産者「ゆずりは会 菜の花」、群馬県及び前橋市は連携。4者が協力し、未利用野菜を給食に提供することで、持続可能な地域社会を構築することを目的としています。この取り組みは、障がい者が農業に従事する「農福連携」も含み、教育と福祉を結びつける地域循環型モデルとして展開されます。
4者の役割と連携スキーム
1. 群馬県
県の農政部は、スタートアップとの連携を進めます。地域内の農業者とのマッチングや未利用資源の調査を手掛けることが、農業の持続可能性を促します。
2. ゆずりは会 菜の花
この社会福祉法人は、障がい者が関わる農業現場で生じた未利用部分のブロッコリーやキャベツ、ほうれん草を選別し、供給しています。彼らの活動は、福祉と農業の新たな形を生み出しています。
3. グリーンエース
フードテックスタートアップであるグリーンエースは、独自技術を用いて未利用野菜を粉末化し、ふりかけとして商品化します。その際、色や香り、栄養素を残したまま加工することが求められます。
4. 前橋市
この市は、教育委員会を通じてふりかけを提供し、食育の一環として「地元の野菜」や「フードロス」に関する意識を高める活動を行います。子供たちが、このプロジェクトを通じて地産地消の重要性を理解する機会にもなります。
商品に関する詳細
今回開発された「アップサイクル緑の野菜のふりかけ」は、前橋市産の未利用野菜を100%使用しています。1包あたり、中に生野菜換算で約50%の未利用野菜が含まれており、色鮮やかで栄養価も高い仕上がりです。味は子供たちにも好まれるように調整されています。また、原料は洗浄・殺菌されており、安全性が確保されています。
給食提供の概要
このふりかけは、2026年の2月から3月にかけて前橋市立の小中学校や保育所で提供される予定です。合計で約23,500食が配布される見込みです。
組織の概要
- 代表者:中村慎之祐
- 所在地:山形県酒田市
- URL:
greenase.jp
- 所在地:前橋市大手町1-1-1
- 所在地:前橋市大手町二丁目12番1号
- 所在地:前橋市青梨子町379-1
この取り組みは、地域の課題に対して具体的なアプローチを持ち、持続可能な社会への第一歩を踏み出すものです。未来のキッズたちが美味しく、安全に食べることができるこのふりかけが、フードロス削減と福祉の向上に寄与することを期待します。