EDGEMATRIXと科学情報システムズが業務提携を発表
日本のテクノロジー業界に新たなニュースが舞い込みました。EDGEMATRIX株式会社と株式会社科学情報システムズ(SIS)が提携し、エッジAI技術の実装を加速することになりました。この提携は、両社が持つ技術力と経験を活かすことで、特に映像解析分野におけるイノベーションをもたらすことを目的としています。
業務提携の背景
エッジAI市場は、最近急速に成長しており、そのニーズは多様化しています。特に、リアルタイムでのデータ処理とプライバシー保護が求められる分野での活用が進んでいます。EDGEMATRIXは2019年に米国Cloudianからスピンオフした企業であり、NTTドコモビジネスや清水建設から資金を受けているスタートアップです。映像エッジAIに特化した製品を展開し、効果的なソリューション提供に努めています。一方のSISは、長年のシステム構築実績を持ち、AIとIoTを駆使したインフラ監視に強みを持つ企業です。両者の信頼関係は、Cloudian時代からのもので、この関係を基にした提携は今後の市場において大きな影響を与えると期待されています。
提携の具体的な内容
本提携により、SISはEDGEMATRIXが提供する映像エッジAI製品を活用したシステムインテグレーションサービスを展開します。この製品群には、以下が含まれます。
1.
Edge AI Box (EXシリーズ)
高性能GPUを搭載し、自動復旧機能も備えたエッジAIコンピュータです。リアルタイムでの処理と高い信頼性を提供します。
2.
Edge AI Station
多数のカメラと複数アプリケーションを管理できるアプライアンス製品で、プライバシー保護に優れた設計がされています。
3.
Edge AI Station アルファ
汎用AIアプリケーションがプリインストールされた製品で、迅速な導入とコスト削減を実現します。
EDGEMATRIXの技術的優位性
- - リアルタイム処理:データをエッジ側で処理し、低遅延での応答を実現。
- - 高い認識精度:高解像度映像のまま処理することで、クラウド処理の欠点を克服。
- - プライバシー保護:映像の外部送信を避け、個人情報を守ります。
SISの実績と信頼性
SISは、ISO 9001やISO/IEC 27001などの認証を取得しており、高い品質保証体制を備えています。また、エンジニアの92.7%が基本情報技術者資格を有しているなど、技術力も国内トップクラスです。公共インフラや金融業界での豊富な実績を持ち、特に鉄道設備の保守点検においては、リアルタイムでの故障予測が可能な先進的な事例を展開しています。
両社の目指す未来
これからの両社の取り組みは、製造業、交通インフラ、商業セキュリティなど、多岐にわたる業界にとって重要な意味を持つでしょう。EDGEMATRIXのエッジAI技術とSISのシステム構築能力の相乗効果により、よりスマートで効率的なソリューションが提供されることが期待されています。
EDGEMATRIXの代表取締役社長、太田洋氏は「SISとの提携により、多くの顧客に高品質なソリューションを届けられることを期待しています。」と述べています。一方、SISの浜地歩氏は「EDGEMATRIXの技術を融合させ、顧客の課題解決に貢献できることを楽しみにしています。」と言及しました。
会社概要
- 本社:東京都渋谷区
- URL:
edgematrix.com
- 本社:神奈川県横浜市
- URL:
sisinc.co.jp
この提携は、日本のIT業界におけるエッジAIの活用を一段と進め、社会の安全性・効率性向上に寄与することでしょう。