株式会社APTO、AIデータプラットフォーム「harBest」の新機能を発表

AI開発支援に特化した株式会社APTO（本社：東京都渋谷区）は、自社のAIデータプラットフォーム「harBest」の最新アップデートを発表しました。これにより、データ収集からモデル開発までのプロセスがさらにスムーズに進行できるようになります。

新機能「キーポイントアノテーション」の追加

今回のアップデートで特に注目されるのが、「キーポイントアノテーション」機能の追加です。この機能は、特に人の姿勢をAIが予測するために利用され、スポーツ、医療、アニメ制作など幅広い分野で活用が期待されています。人の姿勢を正確に推測するためには、従来はモデルが不足しているケースが多々ありましたが、この新機能により、より正確なデータ収集が可能になります。

「harBest」で「キーポイント」アノテーションを行うには、プロジェクト作成時に「画像」を選択することで利用できます。ただし、この機能は指定されたユーザー専用で、PC上でのみ操作が可能です。

キーポイントの設定と表示

キーポイントアノテーションでは、推定する姿勢に応じたキーポイントおよび骨格（例えば「手」の骨格）の設定が求められます。まず、ラベル作成後に必要なキーポイントや骨格の接続設定を行い、その後特定の部位をクリックすることでアノテーションを実施できます。さらに、アノテーション状態（可視・不可視・不明）を選択することも可能で、目的のキーポイントが存在しない場合には、簡単にスキップすることもできます。

プロジェクトの利便性向上

また、プロジェクト詳細ページには「アノテーションデータ一覧」にページネーション機能が追加されました。この機能により、多くのデータを閲覧する際でも、どのページにどのデータがあるかが一目で確認できます。作業分担もスムーズに行えるため、効率的なプロジェクト進行が可能です。

さらに、プロジェクト作成時に10MB以上のマニュアルファイルをアップロードできるようになりました。従来はサイズ制限により多くの画像を含む作業指示が難しかったため、この改善により更に詳細なマニュアルを提供できるようになりました。

システムのバグ修正とUI改善

アノテーションデータ一覧に関するバグの修正も行われ、データ修正後のステータス表示や、特定のフィルタ使用時にデータが表示されない問題なども解決されています。プロジェクト詳細画面もUIが改善され、より快適に使用できるような調整が施されています。

harBestとAPTOについて

「harBest」は日本唯一のクラウドワーカーによるアノテーションプラットフォームであり、製造業や小売業など様々な業種での利用実績があります。これまでの経験をもとに、AI開発に関する課題を解決するためサポートを行っています。

このように、株式会社APTOの「harBest」は常に進化を続けており、AI開発の現場での課題解決に貢献しています。詳細なサービス概要は公式サイトから閲覧できますので、AI開発についてお困りの際はぜひチェックしてみてください。