日本では、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みが進んでいます。その中で廃棄物をどのようにエネルギーとして活用するかが、重要なテーマとなっています。
この度、JPI(日本計画研究所)が主催するセミナーでは、JFEエンジニアリング株式会社の環境本部技監である薄木徹也氏を迎え、廃棄物エネルギーの新たな活用戦略について講演が行われます。このセミナーは、2025年9月9日(火)に開催され、参加者は最新の廃棄物エネルギー利用技術について学べる貴重な機会となるでしょう。
セミナーの内容
本セミナーでは、「発電・EV化・蓄電池ビジネスの最前線」をテーマに、廃棄物処理や発電の現状に加え、今後の脱炭素社会に向けた取り組みが紹介されます。特に、廃棄物発電から得た電力を、どのように効果的に利用するかが焦点となります。
薄木氏は、売電モデルから自己消費へのシフトを提案し、特にごみ収集車のEV化による効果を詳解します。全国には数万台のディーゼル車があり、その環境負荷を如何に減少させるかがこの取り組みの鍵とされており、その解決策の一つとして電池交換式のEVパッカーが提示される予定です。
この仕組みは、充電にかかる時間を大幅に削減できるため、現実的な運用が可能になります。EVパッカーの利点を活かし、地域の強靭化や環境保全に貢献するモデルが構築されることが期待されています。
講義概要
1.
廃棄物処理事業の現状と脱炭素への取り組み
- 廃棄物発電の現状
- 電力活用の実態
- CCU(Carbon Capture and Utilization)やWTC(Waste to Carbon)などの脱炭素技術の最新情報
2.
電池交換式EVパッカー
- パッカー車の現状の理解と課題
- 電池交換式システムの詳細
- 実証事業の実例
- 普及促進の活動内容
3.
バッテリ活用の広がり
- 清掃工場でのバッテリの役割
さらに、セミナー終了後には質疑応答や名刺交換の時間も設けられており、参加者同士のネットワーク構築も促進されています。
参加方法と費用
受講方法には会場参加、ライブ配信、アーカイブ視聴があり、参加者の環境にあった形で受講できます。受講料は、一般の方は37,840円(税込)、2名以上の申し込みでは割引が適用されるため、社内での参加を促す機会としています。地方公共団体に所属する方には特別料金もあります。
お問い合わせ先
セミナーに関する詳細や申し込みは、JPIの公式サイトを通じて行えます。また、疑問点や質問は随時受け付けています。
情報共有と交流の場として、是非ともご参加ください。
【お問合せ】
株式会社日本計画研究所
東京都港区南麻布5-2-32 興和広尾ビル
TEL: 03-5793-9761
URL: https://www.jpi.co.jp