カバの魅力発信
2021-06-08 11:00:08
新たなるカバの魅力を発信するプロ向けセミナーの報告
カバの魅力と新たな展望
この度開催された「カバ(CAVA)-卓越したスペインのスパークリングワイン」というプロフェッショナル向けセミナーが注目を集めています。このセミナーは、緊急事態宣言下での酒類提供停止の中で、カバの魅力を再認識し、知見を深めることを目的に実施されました。
セミナーの概要
セミナーはオンライン形式で開催され、ソムリエやワインショップの専門家、インポーター、さらにはワインスクールの講師やジャーナリストといった業界のプロフェッショナルたちが参加しました。興味深い内容が盛りだくさんのプログラムは、2つのセッションから構成されています。
1日目:アルバロ・リバルタ氏による新レギュレーションの解説
1日目には、2021年にカタルーニャのマスター・オブ・ワインに認定されたアルバロ・リバルタ氏が講師として参加しました。リバルタ氏は「カバの気泡― 最高品質への新レギュレーション」と題し、カバの歴史や製法、特に2020年に決定された新しいレギュレーションについて詳しく解説しました。この新レギュレーションでは、カバの品質管理とトレーサビリティーが厳格化され、熟成期間や生産地のカテゴリーが設定されました。
さらに、「カバ・デ・グアルダ・スペリオール」の新基準として、環境に配慮した農法や樹齢10年以上のブドウを使用することが求められるようになります。リバルタ氏は「2021年は、カバの品質を保証し評価を高める非常に重要な年になる」と強調し、参加者は新しい基準に期待を寄せています。
2日目:菊地貴行氏による多様なマリアージュ
2日目には、カバ騎士に選ばれたソムリエの菊地貴行氏が、「プレミアムカバの特別なマリアージュ」をテーマにセミナーを実施しました。参加者には事前に送られた食材と共に、カバとのペアリングを楽しむ機会が提供されました。ホタテの燻製や鮭ハラスなど、さまざまな料理がカバとの相性について語られました。菊地氏は、日本料理や中華料理とのペアリング方法も示し、カバの多様な楽しみ方を提案しました。
参加者の反響
セミナー後の参加者からは「内容が非常に充実しており、様々なカバを試飲できる貴重な体験だった」とのコメントが寄せられました。また、「カバの最新情報やマリアージュを学び、再認識した」との声も多く、期待以上の反響を見せました。
今後のカバの取り組み
カバ原産地呼称統制委員会は、今回のセミナーに続き、プロフェッショナル向けだけでなく一般消費者向けにもカバの魅力を広める様々な活動を計画しています。カバの伝統的製法と高品質なスパークリングワインとしての地位を確立するための取り組みが注目されます。
カバ原産地呼称統制委員会について
カバ原産地呼称統制委員会は、スペインの農業水産食糧省のもと、ワインメーカーや生産者の代表者によって構成されます。カバの品質を保護し、規制に準拠した製品を提供するために、しっかりとした監視体制を敷いています。カバは、スペインの4つの指定生産地から生まれるスパークリングワインで、伝統製法を用いて高品質なワインに仕上げられています。世界中で消費されるこのスパークリングワインは、美食との相性も良く、幅広い料理に合わせて楽しまれています。
今後も多くの人々にカバの魅力が伝わり、新たなファンが増えることが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
カバ原産地呼称統制委員会
- 住所
- 名古屋市中区丸の内3丁目16番29号
- 電話番号
-