建仁寺栄西茶会の魅力
2023-09-13 14:00:28

文化と健康を祝う「建仁寺栄西茶会」が今年も開催、宇治茶の魅力も満載

京都市東山区に位置する臨済宗大本山建仁寺で、2023年10月3日(火)に「建仁寺栄西茶会」が開催されます。このイベントは、栄西禅師に感謝の気持ちを捧げるとともに、茶の文化や健康を祝う大茶会です。2年に1度の報恩反始の灯火を灯すこの茶会は、初めて2021年に実施され、コロナ禍の中でも多くの来場者を迎えました。2回目となる今年も、全国からの参加者が見込まれています。

栄西禅師は、南宋から茶の種を持ち帰り、宇治で茶の栽培を始めた人物として知られています。その背景には、「喫茶養生記」という書物があり、茶は健康に良いとされています。この思想を基に、茶会では共に一服し、感謝の気持ちを分かち合うことを大切にします。

特に注目すべきは、速水流第八世家元である速水宗燕が、初めて本坊で設けた薄茶席です。速水流は江戸時代中期に創始された流派で、宮廷風を基にした優雅な点前が特徴です。また、茶道の理念として「茶を介して人と人との誠心の交わり」を大切にしており、現代でもその精神が受け継がれています。茶道を通して、参加者同士がつながる場になることでしょう。

さらに、宇治茶の生産者による「御茶壺道中」も実施されます。これは、茶祖に献茶をする方習の再現であり、茶壺の口切の儀として知られています。宇治で摘まれた茶葉が熟成されてから供されるこの儀式は、日本茶の長い歴史を語る重要な一環です。

建仁寺栄西茶会は、参加者それぞれの感謝の想いを持ちながら、茶の豊かさを楽しむ場です。開催当日、午前8時から受付が始まり、参加費は25,000円(税込)で点心も含まれています。申し込みは公式ウェブサイトからでき、参加人数に限りがあるため、早めの申し込みをお勧めします。

参加方法は、希望の参加番号を記載した申し込み書をFAXまたはメールで送ることです。締切は9月30日(土)の17時となっており、満席になり次第終了するため早めの手続きが必要です。主催は一般社団法人文化継承機構で、日本の伝統文化の振興に力を入れています。

茶会の開催場所である建仁寺は、ゆったりとした雰囲気の中、皆様をお迎えします。どうぞ、この大茶会にご参加いただき、健康と伝統文化を同時に祝うひとときをお楽しみください。私たちと共に、茶のある豊かな人生を感じていただければ幸いです。

会社情報

会社名
一般社団法人文化継承機構
住所
京都府京都市左京区新東洞院町252元新洞小学校内
電話番号
075-746-5234

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