はじめに
2021年3月15日、大阪工業大学で行われる「Kansai-3D実用化プロジェクト」の成果発表会は、日本初の3D積層造形によるモノづくりプロセスのモデル化をテーマにしています。この取り組みは、産学官連携によって実現され、世界的にも注目されています。
プロジェクトの背景
近畿経済産業局が主導する「Kansai-3D実用化プロジェクト」は、2019年にスタートしました。3D積層造形技術はモノづくりに革新をもたらすものであり、その可能性を最大限に引き出すことで、地域経済を活性化する狙いがあります。発足からわずか1年で参加企業数は400社を超え、さまざまな分野でこの技術の活用が進んでいます。
成果発表会の概要
発表会は、13時からの主催者挨拶を皮切りに、各分野の専門家による講演が行われる予定です。
- - 日時: 2021年3月15日(月)13:00~16:35
- - 場所: 大阪工業大学 梅田キャンパス 3階常翔ホール
- - 定員: 参加登録は先着95名(コロナ対策のため定員制)
オンライン参加も可能で、事前登録が必要です。
講演内容
発表会には、3D積層造形技術の実用化をテーマにした多岐にわたる講演が用意されています。
- - 13:15 株式会社中北製作所 宮田彰久氏による「安全弁構成部品における3D積層造形プロセスの適用検証」
- - 13:30 ナパック株式会社 新井 整氏の「金属3Dプリンタ造形方式の違いによる造形物精度の比較」
- - 13:45 日本シーエムアイ株式会社 鈴木昂氏の「溶接ノズルの個体差低減と溶接速度の向上を目指して」
- - 14:00 瀬尾高圧工業株式会社 半田孝文氏の「熱交換器関連部品および鍛造部品の3D造形プロセス導入の検証」
- - 14:15 株式会社南信精機製作所 加藤和哉氏による「金属3Dプリンタに対する課題・対策・期待」
最終講演の後には、DMG森精機のブルーメンシュテンゲル健太郎氏による特別講演も予定され、最新のデジタルファクトリーのソリューションが紹介されます。
参加方法
発表会については、事前に参加登録が必要です。定員制のため、参加希望者は早めに登録を行うことが重要です。会場参加者はコロナ対策で制限されており、オンラインではYoutubeによる生配信が行われます。
まとめ
「Kansai-3D実用化プロジェクト」の成果発表会は、3D積層造形技術の未来を見据えた重要なイベントです。新しいモノづくりの可能性を知る機会として、多くの参加が期待されます。地域の企業の取り組みを促進し、次世代の産業を支えていくこのプロジェクトの意義は非常に大きいと言えるでしょう。