ファッションEC企業ZOZOが次世代育成支援を強化
ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOは、出前授業プログラムを通じて次世代の育成に力を入れており、このたび通算300校での授業実施を達成しました。これにより、当社は子どもたちに新しい可能性を提供し、将来に向けた選択肢を広げる努力を続けています。
ZOZOの出前授業とは
ZOZOの出前授業は、同社が展開するサステナビリティの一環として行われており、地域の学校との連携を強化しながら「FUTURE FOR YOU」をテーマにしています。このプログラムは2020年から千葉市と協力して始まり、小学校から大学に至るまで、さまざまな教育機関で実施されています。講師はZOZOの社員が務め、実務経験や職業の裏側についての理解を深める内容となっています。
教育現場のニーズに応える
最近の教育現場では、子どもたちがより実践的で興味を引く学びを求めています。このニーズに応えるために、ZOZOが提供する出前授業は「キャリア教育」や「探究の時間」に役立つ貴重な機会として認識されています。当社は職業観の醸成や課題解決能力の育成、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)についての理解を深めてもらうために、5つのプログラムを基にした授業を行っています。
全国各地への拡大
当初千葉市内の学校を対象にスタートしたZOOZOの出前授業は、現在では茨城県つくば市や宮崎県宮崎市といった他の地域へも広がっており、2024年度にはさらに多くの学校で授業が行われる予定です。通算で300校以上の学校が対象となる見込みで、これにより多くの子どもたちが将来の選択肢を広げるきっかけを得ることが期待されています。
地域活性化への貢献
千葉市教育委員会のコメントによれば、ZOZOの取り組みは地域の魅力を再考し、地域活性化に寄与する学習の一環として重要な役割を果たしています。ZOZO提供の実践的学びの機会は、「夢と思いやりの心をもち、未来を拓く子ども」の育成を目指す千葉市の取り組みに大きく貢献しています。
参加者の声
出前授業に参加した中学生や先生からは、様々な感想が寄せられています。一部の生徒は「自分の「好き」を大切に将来の仕事を選びたい」との思いを語り、別の生徒は「便利なサイトの裏側に多くの人が関わっていることを知り、他の職種にも興味を持った」とコメントしました。また、先生方からは「授業を通して、自分自身の働く意味を再考する機会になった」という声もあり、授業が参加者すべてにとって意義深いものであることが伺えます。
今後の展望
今後もZOZOは「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念の下、次世代を支援する活動に力を入れていく方針です。地域の学校と連携し、子どもたちに貴重な学びの場を提供し続けることが期待されています。出前授業は、子どもたちが夢を持ち、未来を切り開くための力強いサポートとなることでしょう。