流産や死産経験者の新たな支援プログラム
産前産後ケアホテル『ぶどうの木』が京都と浦和で提供する『養生ステイ』は、流産や死産、新生児死を経験された方々に特化した滞在型のケアプログラムです。この新しい試みは、心と身体の両方を癒やすことを目的としており、日本国内でこのような周産期グリーフに配慮した取り組みは初めてです。
1. 背景と必要性
厚生労働省のデータによると、令和5年には約1万4千件の死産があり、流産を含めると年間で16万人以上の女性が赤ちゃんとの別れを経験しています。にもかかわらず、日本にはこうした悲しみに寄り添う専門施設がほとんど存在しないのが現状です。このため、多くの女性が心身の痛みを抱えながら、社会復帰を強いられています。
2. 国際的なケア文化の融合
海外には心のケアや身体の回復を目的としたリトリート文化があります。台湾や韓国では、体調を整える養生文化が広がっており、心と身体を同時にケアする場が豊富です。日本ではそのような滞在型の場が少なかったため、『ぶどうの木』は新しい形で心と身体をケアするプログラムを誕生させました。
3. 『養生ステイ』のコンセプト
『養生ステイ』では、悲しみを、ただ休むことを大切にします。これは、前向きにならなければならないというプレッシャーを避け、ただ存在するだけで安心できる環境を提供することを目的としています。利用者は何かを話す必要も、行動する必要もなく、心地よい静寂に包まれた空間で過ごすことができます。
4. サービスの特徴
4.1 滞在環境
滞在環境は静寂とプライバシーを重視しており、個室空間でのんびり過ごすことができます。デザインは周囲の音や視線に配慮されているため、安心して自分のペースで時間を過ごせます。
4.2 グリーフケアのスタイル
参加者は、想いを話したいときは専門スタッフが傾聴し、話さずに過ごしたい場合はその選択も尊重されます。また、想いをノートに書き留めたり、静かに思い出を偲ぶスペースも設けられています。
4.3身体を整える養生
出産や喪失後の身体の回復を考慮し、薬膳スープなどの食事が提供されるほか、身体を内側からも温める工夫がなされています。
5. プラン概要
『養生ステイ』は、流産や死産、新生児死を経験した方々を対象としており、共に過ごすことも可能です。宿泊費は1泊37,800円(税込)からで、チェックインは14:00、チェックアウトは11:00となっています。
6. 代表者からのメッセージ
運営元である株式会社Sky Recruiting Solutionsの代表、李文文氏は、「日本では周産期の喪失に対する認識がまだ不十分で、多くの方が心に蓋をしている現状があります。『養生ステイ』がこの悲しみを受け止め、安心して過ごせる場所を提供することで、グリーフケアの選択肢を広げられることを願っています」と述べています。
7. 会社概要
『ぶどうの木』は、産前産後の女性を対象とした滞在型ケア施設であり、専門的なサポート体制を整えています。心身の回復を支援するため、地域社会との連携を重視しています。
公式サイト
ぶどうの木グリーフケア公式ホームページで、詳細情報とお問い合わせが可能です。