日本酒の質を守る!国内外輸送研究が始動
研究の背景と目的
日本酒は海外での人気が高まり、国連教育科学文化機関(UNESCO)にも無形文化遺産として登録された”伝統的酒造り”として注目されています。日本の文化を代表するこの飲料が、国内はもちろん世界中の人々に愛されるためには、輸送時の品質を如何に保つかが重要な課題です。そこで、秋田県総合食品研究センターや企業との共同研究を通じて、日本酒の品質変化の追跡が行われることとなりました。
共同研究の概要
本研究には、秋田県総合食品研究センター、ぷらっとホーム株式会社、株式会社日立産機システム、株式会社日立ソリューションズの連携が含まれます。研究の目的は、日本酒の輸送時における温度履歴を詳細に追跡し、その結果に基づいて品質管理の方法を向上させることです。これによって、海外市場でもおいしい日本酒を届けるための新たな道を切り開くことが期待されています。
研究の詳細
研究期間
この共同研究の期間は2024年11月から2026年3月まで、約一年半にわたります。
参加企業の役割
- - 秋田県総合食品研究センター: 日本酒の温度履歴の再現と分析を行い、官能評価を通じて品質がどう変化するかを評価します。
- - ぷらっとホーム株式会社: 輸送中の温度履歴データを収集し、データ集積を担当します。
- - 株式会社日立産機システム: 積算温度インクラベルのサンプルを提供し、温度と履歴データの相関分析を行います。
- - 株式会社日立ソリューションズ: 温度検知QRコードラベルを作成し、モバイルアプリでこれを読み取る仕組みを提供します。
日本酒の輸送における温度管理
日本酒は、その繊細な風味や香りを保つために適切な温度での輸送が不可欠です。温度が高すぎると、風味や香りが失われたり、品質が劣化したりする危険があります。この域で温度管理を徹底することで、より多くの人々に美味しい日本酒を届けることが可能になります。
お問い合わせ先
この研究に関する詳細や質問は以下の窓口までお問い合わせください:
日本酒の魅力が国内外でさらに広がることを期待しつつ、研究の進展を見守っていきたいと思います。