美祢市のドローン物流実験
2022-03-08 10:00:20
ドローン物流が描く美祢市の未来!過疎地域の課題解決に向けた実証実験
山口県美祢市でのドローン物流実証実験が始動
山口県美祢市で、過疎地域の生活利便性を向上させるための新しい試みとして、ドローンを活用した物流の実証実験が行われました。この実証実験は、官民連携フォーラム「デジテック for YAMAGUCHI」に参加する企業や自治体が一緒になって進めるもので、地域課題の解決を目指した先進的な取り組みです。
美祢市の現状
美祢市は、小規模な集落が点在し、商業施設や飲食店の数も限られています。また、人口の約44%が高齢者で構成されているため、日常生活での買い物の利便性が急務となっています。こうした背景の中、運送業界では過疎地域の配送問題が深刻化しているため、ドローン配送の導入が期待されています。
ドローン物流の実施内容
この実証実験では、秋芳八代ぬくもりの里を一時的なドローンデポとして設定し、地元の集会所をドローンのスタンドとして活用しました。市内のスーパーから食料品や日用品、さらには防災用品を住民に配送しました。特に報道関係者に公開された March 3 の実施内容では、ドローンが約5分で片道2.1kmを飛行し、名水として知られる半田弁天から採水した水を住民に届けました。
その後、持ち帰った名水で淹れたコーヒーと、名水を使って育てられたニジマスを材料にした「ますバーガー」を住民に配送。これにより、住民の方々からは驚きと喜びの声が上がりました。日本名水百選から選ばれる水で淹れたコーヒーを飲むことで、地域の特産品が再評価されるきっかけともなりました。
未来の新スマート物流
今後は、過疎地域の課題を引き続き解決するべく、住民のニーズを調査したり、最適な物流網を検討することが計画されています。最終的には、複数のドローンスタンドや集約化したドローンデポを設置し、地上の配送とドラウンド配送を組み合わせた買い物代行サービスに展開予定です。このような新しい物流システムが実現すると、地域住民の生活の質が向上し、地域全体の活性化につながることでしょう。
まとめ
美祢市でのドローン物流の実証実験は、過疎地域の課題解決に向けた新たな試みとして注目されています。住民にとって便利なサービスを提供するこの取り組みは、地域の活性化や住民のライフスタイル向上に貢献することが期待されています。今後の進展にも目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社NEXT DELIVERY
- 住所
- 山梨県北都留郡小菅村小菅村4838
- 電話番号
-
0428-87-9433