病院向け新CRMツール
2019-07-04 10:01:11
病院向け新サービス「foro CRM」が地域医療革新に寄与!
「foro CRM」とは?
最近、病院業界に特化した新しいSaaS CRMツール「foro CRM」が登場しました。このツールは、DPC対象病院向けに開発されており、地域医療の連携を強化することを目的としています。「foro」という名称は、イタリア語で「広場」を意味し、クリニックや多様な医療機関とのコミュニケーションを円滑にすることを意図しています。
1. DPC対象病院に特化
「foro CRM」は、約1,700のDPC対象病院に最適化されており、これらの病院が持つ特有のニーズに応える形でデータ管理や分析をサポートします。具体的には、紹介数や入院から退院までの期間、訪問履歴など、病院業界特有のデータの可視化と蓄積が容易に行えるよう設計されています。
このツールの導入により、病院は効率的にデータを収集し、実績を基にした効果検証が可能になります。これにより、さらなるサービスの向上が期待され、地域の医療機関との関係も深まりやすくなります。
2. 地域包括ケアシステムへの貢献
近年、日本では地域包括ケアシステムの構築が急がれています。この背景には、DPC対象病院で入院する患者の過半数が紹介経由である現状があります。そのため、病院間や介護施設との連携強化が必要です。「foro CRM」は、こうしたニーズに応じて、地域医療連携を簡素化し、強化するためのツールとして機能します。
3. 結果が見える!
「foro CRM」では、データ分析を通じて、施策の効果をリアルタイムで確認することができ、状況に応じた戦略を適切に提案します。つまり、医療機関の特定のニーズに基づいた施策をカスタマイズし、実行・検証を行うことが可能です。この柔軟性が、地域医療機関との連携を一層強化する要素となるでしょう。
4. 先行事例: 済生会熊本病院
この新しいCRMツールは、早くも社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院で先行利用されています。2018年から試験的に導入した結果、病院の連携先との関係が数値的にも改善され、新たな示唆を得ることができました。これにより、連携強化の重要性が再認識され、今後の地域医療システムに大きな影響を与えることが期待されています。
5. 今後の展開とビジョン
今後、この「foro CRM」はさらなる機能追加とともに、病院経営やマーケティングなど他の分野にも応用可能な新サービスを展開予定です。メダップ株式会社は、これにより日本全体の医療機関に質の高いオペレーションとサービスを提供し、医療業界全体の効率化と質の向上を目指しています。
最後に、「foro CRM」は、医療機関同士の壁を取り払う「広場」となり、地域医療の新しい可能性を切り開く役割を果たすことが期待されています。患者一人ひとりに対するサービス向上のためにも、これからの展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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メダップ株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田三崎町三丁目2-14GLORKS水道橋4階
- 電話番号
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