ネオジャパン、マレーシアでのデジタル拠点設立に向け基本合意を締結

ネオジャパン、マレーシアでのデジタル拠点設立に向けた合意

株式会社ネオジャパンは、2025年6月19日にマレーシア・ジョホール州の投資促進機関である『Invest Johor』と、同州への東南アジア・エクセレンスセンター設立に関する基本合意を締結しました。この合意は、ジョホール・シンガポール経済特区（JS-SEZ）構想と連携しており、ネオジャパンのアジア地域での営業、サポート、人材育成、さらに研究開発（R&D）拠点としての役割を果たすものです。

基本合意の目的と内容

この基本合意は、ネオジャパンが推進するデジタルイノベーションを強化し、また、地域経済の発展に寄与することを目的としています。具体的には、ネオジャパンはInvest Johorと協力し、『DXパイロット・プロジェクト』を立ち上げます。このプロジェクトでは、同社のICTソリューションである『desknet's NEO』『AppSuite』『NEOPORT』を利用して、Invest Johor内部の文書や業務プロセスのデジタル化、自動化、一元化を図ります。

これにより、業務の効率化が期待されるほか、透明性のあるプロセスを実現し、リソースの最適化も図れます。ネオジャパンが提供するこれらのICTソリューションは、マレーシア現地法人のNEOREKA ASIA Sdn. Bhd.を通じて、すでにマレーシア投資開発庁（MIDA）に導入済みであり、行政機関での成功事例としても評価されています。

ジョホール州のデジタル経済への影響

ジョホール州首相のオン・ハフィズ・ガジ氏は、「今回の連携は、ジョホールをデジタル分野における地域の中心拠点にするという我々の目標と完全に一致している」と述べています。彼は、イノベーションの醸成、人材育成、戦略的投資を通じて、JS-SEZがジョホールのデジタル経済を牽引する力になるという見通しを示しました。

このように、ネオジャパンとInvest Johorの連携は、単なるビジネスの枠を超え、地域経済全体にポジティブな影響を与えると期待されています。特に、IT関連産業の発展が進む中で、新たな雇用機会や技術革新が生まれる可能性が広がっています。

ネオジャパンの各ICTソリューションの概要

desknet's NEO

『desknet's NEO』は、組織内の情報共有とコミュニケーションを円滑にし、業務効率を向上させるための多機能グループウェアです。ノーコードでの業務アプリ作成が可能であり、様々な業種・規模の企業や自治体に広く利用されています。2019年の市場参入以来、528万ユーザー以上の実績を誇り、機能性と使いやすさが高く評価されています。
公式サイト: desknet's NEO

AppSuite

『AppSuite』は、業務アプリを簡単に作成できるツールであり、マウス操作のみで非効率な業務をウェブシステム化できます。多様なテンプレートを備えており、自社の業務フローに合わせて柔軟にカスタマイズできます。これは『desknet's NEO』の一機能として統合されており、現場主導での業務改善を促進します。
公式サイト: AppSuite

今後の展望

ネオジャパンの今回の合意は、同社が国際市場、特に東南アジア地域での影響力を強化する一環として注目されています。デジタル化が進む現代において、ICTソリューションは企業の競争力を左右する重要な要素となっています。今後もネオジャパンの連携によって、ジョホール州が地域的なデジタルハブとして成長し、さらなる発展を遂げることが期待されています。

この新たな取り組みにより、ネオジャパンは地域経済の活性化に貢献し続けることでしょう。また、彼らの成功が他の地域にも波及し、ASEAN全体のデジタル戦略の加速につながることを願っています。