六甲高山植物園では、約100年の歴史を持つドウダンツツジの紅葉が最盛期を迎えています。近年、自然観察やハイキングが人気の六甲山エリアですが、この植物園は特に秋の季節に訪れる価値があります。樹木が色づく姿は、訪れる人々を魅了し、紅葉狩りの名所として多くの人々が集まります。
特に目を引くのは、ドウダンツツジの大木。その美しい赤色は、周囲の自然と調和し、見る者の心を打ちます。六甲山の気候も手伝って、樹木たちは一足早く紅葉を迎え、イロハモミジやカラマツ、さらにはシロモジや高山植物のチングルマなども、色とりどりの葉で彩られています。
ドウダンツツジの紅葉見頃は11月下旬まで。これを逃さず、ぜひその美しさを堪能してください。また、この期間中は「原種シクラメン展」も開催されており、多彩な花々が園内を賑やかに彩ります。10月中旬から11月下旬にかけて、毎週末には「ひかりの森~夜の芸術散歩」と題した夜間イベントも行われており、特別な体験が待っています。
この夜のアートイベントでは、園内の木々が幻想的にライトアップされるだけでなく、アートとのコラボレーションによって夕方以降の植物園にも新たな命が吹き込まれます。夜の設置されたアート作品たちは、光に照らされ、昼間とは全く違った表情を見せ、その美しさに息を吞むことでしょう。夜間は17時から20時まで開催されており、訪れる際には夕暮れの時間を狙うのがおすすめです。
六甲高山植物園は、自然の美しさと現代アートを融合させた絶好のスポットとなっており、家族連れやカップル、友人同士でも楽しむことができる魅力的な場所です。また、六甲山上では「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」も同時開催中。神戸を舞台にした現代アートの祭典で、国内外で活躍するアーティストによる作品展示が行われています。芸術祭のテーマは「環境への視座と思考」であり、アートを通じて自然との共生を考える触れ合いの場となっています。
このイベントでは、61組のアーティストが参加し、ミュージアムエリアや天覧台、さまざまなトレイルエリアで多彩な作品が展示されています。美しい自然とアートが調和した景観は、訪れる人々に新たな視点を与え、多くのインスピレーションを提供しています。
入園料やイベントチケットの購入方法は公式ウェブサイトで確認でき、夜間イベントのための特別なパスも用意されています。家族や友達とともに、六甲高山植物園で記憶に残る思い出を作り、心が温まる最高の秋のひとときを,ぜひ体験してください。