高知のフィギュア祭
2022-12-02 17:10:54
海洋堂×シン・ウルトラマン!高知でフィギュア造形イベント開催
高知でフィギュア造形イベントが開催!
2022年11月12日と13日、高知県南国市にある海洋堂SpaceFactoryなんこくにて、「高知アニメクリエイター祭・プロジェクトゼロ 南国キャラクターフェスティバル」が開催されました。
このイベントは、高知信用金庫、高知県、高知市、須崎市、南国市が連携する「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」の一環として行われたもので、アニメーション制作の裏側を体験できる貴重な機会となりました。
イベントの盛り上がり
イベントは、南国市の平山耕三市長と海洋堂の宮脇修一専務取締役による挨拶で幕を開けました。その後、来場者を熱狂の渦に巻き込んだ「フィギュアまき」が開催され、お菓子と一緒にフィギュアのパーツが入った抽選券がまかれ、会場は大いに盛り上がりました。
多彩な体験イベント
会場では、様々な体験イベントや講演会が開催されました。
「みらいのおねんど教室」では、デジタル造形ソフト「ZBrush」を使ったデジタル造形体験を実施。参加者は、粘土のようにデジタル上で造形し、色塗りまでの一連の工程を体験しました。講師はデジタル彫刻家の戸田かえでさん。特に怪獣好きの子どもたちに大人気でした。
海洋堂造形部クリエイティブマネージャーのねんど星人(RYO)さんによる講演会では、「ZBrush」を用いた怪獣造形のデモンストレーションが行われました。40分間でリアルな怪獣の頭部を完成させるその技に、来場者からは感嘆の声が上がりました。ねんど星人さんは、生き物らしさを出すためのこだわりや、制作におけるポイントを熱く語りました。
BIGFOOT代表兼CGアニメーターの熊本周平さんによる講演会では、映画『シン・ウルトラマン』のCG制作における舞台裏が明かされました。プリビズ(撮影前の簡易CG映像制作)の重要性や、スタッフのこだわり、そしてCGアニメーターとしての心構えなどが語られました。
プロの技と熱意に触れる機会
これらのイベントを通して、参加者はプロのクリエイターの技術や熱意を間近で体感することができました。デジタル造形やCGアニメーションといった最先端技術に触れられる機会は、子どもたちの将来の選択肢を広げる上で大きな意味を持つでしょう。
高知アニメクリエイター聖地プロジェクト
「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」は、アニメ産業の未来課題と高知の課題解決をクリエイティブとデジタルの力で解決しようという、官民連携の取り組みです。アニメクリエイターの育成や交流を促進し、企業誘致、雇用創出、観光創出を目指しています。
その中核を担うのが「土佐ノ國アニメーション構想」です。高知で長編アニメーション制作のプラットフォームを構築し、国内外からアニメーション制作の仕事を集積することを目指しています。
未来への展望
今回のイベントは大成功を収め、2024年には本祭が開催される予定です。高知がアニメーション制作の聖地となる日もそう遠くはないでしょう。今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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高知信用金庫
- 住所
- 高知市はりまや町2丁目4番4号
- 電話番号
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