電通と日鉄興和不動産がスマートホームプロジェクトHAUS UPDATA第2弾を開始

スマートホームプロジェクト「HAUS UPDATA」第2弾が開始

電通、日鉄興和不動産、CAPCO AGENCY、電通マクロミルインサイトという業界リーダーたちが共同で、生活者の生活行動データを統合的に活用し、より良い暮らしへとアップデートするプロジェクト「HAUS UPDATA」の第2弾実証事業を開始しました。
今回はモニター世帯の規模を拡大し、生成AIを活用した生活サポート機能を新たに導入。この事業は、生活者個人とブランドが共創するプラットフォームを構築し、ウェルビーイングを実現することを目指しています。

HAUS UPDATAの概要

「HAUS UPDATA」は、生活者の同意を得た上で、参画企業が保有する様々なデータを活用し、家の中での生活習慣や趣向を多角的に捉えています。その結果、生活者に最適な商品提案や生活改善のサポートが可能となります。このプラットフォームは、住宅メーカーやセンサリングサービスを提供する企業、消費財メーカーなどとの連携により、住居にセンサーやIoT家電を設置し、生活行動データを分析しています。

第1弾実証事業の成果

前回の第1弾実証事業では、生活パターンや日用品の使用傾向を把握し、各モニターの状況に応じた情報提供が購買意欲を誘発することが明らかになりました。このデータを活かして、次のステップへと進めることが確認されています。

第2弾実証事業の特長

新しいサポート機能の導入

第2弾では、生成AIによるサポート機能が新たに追加。これは、食生活の改善、睡眠の質向上、日用品の購買レコメンドなど多岐にわたります。モニターは専用の共創AIと対話することで、生活に役立つ情報を手に入れることができます。このAIは、それぞれの家庭環境に寄り添った提案を行うことができます。

モニター世帯の拡大

参加するモニター世帯数は100世帯を超え、これまで以上に多様なデータを集めることが可能になります。これにより、生活行動データの分析がより精緻化され、生活サポート機能の改善や企業のマーケティング戦略に貢献すると予想されています。

第2弾実証事業の詳細

1. 期間: 2025年6月～12月
2. 対象: 「HAUS UPDATA」の取り組みに参加するモニター100世帯超
3. 方法:
- IoTセンサーとIoT家電を設置し、モニターの生活行動データを収集
- データを電通独自のセキュアな基盤で分析し、生活スタイルを把握
- 生成AIが生活習慣に合わせてサポート
- AIとの対話により需要を把握し、各サービスにフィードバック
4. 運営事務局: 株式会社電通、日鉄興和不動産株式会社、株式会社CAPCO AGENCY、株式会社電通マクロミルインサイト

このプロジェクトは、最終的に生活者の幸福度を高め、企業にとっても新たなビジネスモデルを形成することを目指しています。今後の展開が期待される「HAUS UPDATA」の取り組みから目が離せません。