来る2024年11月16日、東京都新宿区の矢来能楽堂にて、伝統芸能の華である能楽の特別公演『橋辨慶 笛之巻』が開催されます。この特別な公演では、観世流の名曲『橋辨慶』が、重要無形文化財保持者であり、名高い能楽師の小島英明さんを中心に演じられます。また、一際目を引くのは、狂言の大家である野村萬斎さんが直接奏でる笛の音色です。
『橋辨慶』は、牛若と弁慶の運命的な出会いが描かれる名曲で、特に「出会いは五條大橋にあり!!」と歌われています。このストーリーは、日本の伝承の中でも特に親しまれており、深いメッセージ性を持っているため、多くの観客を魅了し続けています。
今回の特別上演は、「笛之巻」として、観世流の独自の解釈と演出が施されています。さらに、狂言『吹取』も合わせて上演される予定で、こちらでも五條大橋を舞台にしたお話が展開されます。演技者たちの息も合ったパフォーマンスが観客を楽しませることでしょう。
公演のスケジュールは、午後2時から見どころ解説が行われ、その後、午後2時30分から仕舞『景清』、午後2時40分から狂言『吹取』、そして午後3時20分から能『橋辨慶 笛之巻 弦師』が上演される予定です。開場は上演の60分前からの予定で、全体の上演時間は約2時間半とされています。
チケットは、S席が8,000円、A席が7,000円となっており、カンフェティ会員向けの限定割引も用意されています。この機会に、気軽に日本の伝統芸能である能楽を体験してみてはいかがでしょうか。自由席も用意されており、B席は6,000円、学生料金は2,500円(いずれも税込)で利用可能です。
観世流能楽師である小島英明さんは、全国で公演や講座を開催し、能楽の伝承と普及に尽力されています。彼の活動は日本の伝統文化を守り続けるための重要な役割を果たしているのです。
この特別公演は、伝統芸能の魅力をより多くの人々に広める良い機会となります。是非、足を運んでみてください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。