東京ガスの新たな挑戦:パッチョデザインのLNGローリー車
東京ガス株式会社は、パッチョという可愛らしいキャラクターを採用したLNG(液化天然ガス)ローリー車を導入することを発表しました。この新しい取り組みは、2026年春から始まり、顧客へのLNGの安定供給を目的としています。日本石油輸送株式会社と株式会社ニヤクコーポレーションとの協力により、パッチョローリーと呼ばれるこの専用車両は、トータルで3台が新たに運用される予定です。
パッチョローリーの導入背景
近年、物流業界は担い手不足や厳しい労働時間規制といった課題に直面しています。この中で、安定した輸送インフラの構築が求められる中、東京ガスは安心・安全・信頼のブランドを基に、お客様へのサービス向上に取り組んでいます。新たに導入されるパッチョローリーも、この理念を具現化するものです。安全かつ安定した運行を支えるために、パートナー企業やその従業員とも共に安全運行を促進する取り組みが行われます。
安全運行への決意と社員のエンゲージメント
東京ガスのLNG輸送業務は1970年に始まり、以来、多くの法人へLNGを届けてきました。現在、東京ガスの100%出資子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社、さらにその子会社の東京ガスケミカル株式会社が、LNGの輸送業務を担い、約200のお客様に毎日140台以上のローリー車を利用してLNGを届けています。
新たに導入されるパッチョローリーは、2026年3月から稼働し、東北、関東、中部地域の主要な高速道路を走行します。この取り組みを通じて、東京ガスは地域の皆さまへのさらなるLNGの供給だけでなく、パートナー企業の社員のモチベーション向上にも寄与することを目指しています。
お披露目式の様子
パッチョローリーの導入に際し、お披露目式も行われました。この式典では、多くの関係者が集まり、今後のサービスと安全運行への取り組みについて意気込みを新たにしました。デザインにはパッチョが描かれており、親しみやすさを感じさせます。
未来への展望
東京ガスが推進する「パッチョローリー」プロジェクトは、既存の輸送インフラを革新し、地域貢献を目指すものです。顧客に対するサービス向上だけでなく、従業員やパートナー企業を巻き込む形で、安全で持続可能な運営を実現していくでしょう。
このような新しい取り組みを通じて、東京ガスはこれからも地域のエネルギー供給の重要な部分を担い、将来的には持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。