メニコンの新しい挑戦
株式会社メニコンが、マレーシア・ケダ州に新たな生産拠点となる工場を開設し、商業生産を開始しました。2026年2月5日には開所式が行われ、この工場は1DAYレンズの需要に応えるための重要な役割を果たすことになります。
メニコンは、独自の技術力とマーケティング力を駆使し、コンタクトレンズ市場で一定の実績を積み重ねてきました。特に、スマートフォンなどの普及が進む現代において、近視人口は急増しており、2050年には世界の約半数が近視になると予測されています。この背景の中、特に実用性の高い1DAYレンズの需要が急拡大しています。
1DAYレンズは、購入後すぐに使える手軽さや衛生面での利点があり、多くのユーザーから支持を集めていますが、業界全体がその供給力不足という課題を抱えています。特に新型コロナウイルスによる影響で、予想外の困難が続く中、メニコンは生産能力を大幅に強化するべく投資を実施してきました。
新たに開業したマレーシア工場は、メニコングループの中で最も広大な敷地を持ち、1DAYレンズ専用の生産ラインを整備しています。第一期工事では、年間最大5億枚の生産能力を持つスペースが設けられており、需要に応じてさらに拡張できる設計です。将来的には年間20億枚の生産を視野に入れています。このような生産体制の強化により、本社である日本やシンガポールの工場も含めた、多様な拠点での生産力が向上する見通しです。
2024年度には、メニコンの1DAYレンズ生産枚数が約4億枚に達する見込みですが、複数拠点の強化により1.5倍に増強する計画があります。これは、日々増加する需要に対する柔軟な対応を可能にします。
社長の川浦康嗣は、「マレーシア工場の稼働は世界中の1DAYレンズの供給量を劇的に増加させ、日本国内での需要にも応えることができる」とコメントしています。
さらに、メニコンは日本の伝統的なクラフトマンシップに基づいた高品質でユニークな製品を、欧州や北米をはじめとした海外市場にも安定して供給することを目指しています。1DAYレンズ市場での存在感をますます高め、社会に長期的な価値を提供していく意向です。
これからも、メニコンの取り組みに注目が集まることでしょう。私たちの視力を守るための技術革新が、より快適な生活を可能にすることを期待しています。