新HMIツール発表
2022-10-20 16:00:02
カンデラが新たに発表したHMIデザイン開発ツール「Candera Studio」の魅力とは
カンデラが新たに発表した「Candera Studio」
カンデラが、革新的なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)デザイン開発ツール「Candera Studio」を発表しました。本製品は、20年以上にわたる組み込みソフトウェア開発の経験を基にしており、家庭用機器から農業機器に至るまで、幅広い製品のユーザーインターフェイスを簡単に作成できます。
「Candera Studio」の特徴
「Candera Studio」には多くの魅力的な機能がありますが、特に注目すべきは「Fusion」エディターです。これにより、ノーコーディングでのデザインが可能になり、アプリケーションのロジックを視覚的に構築できます。ユーザーは、直感的なUI部品と「Behavior」と呼ばれるアクション要素を選んで、数回のクリックで機能するHMIを完成させることができます。
高速かつ簡単なアクセス
さらに、メタ情報やリフレクションを活用することで、基本的なアーキテクチャへのアクセスが迅速かつ容易になります。このような設計により、HMIのデザインや実行ランタイム時のコンポーネントに簡単にアクセスでき、作業効率が大幅に向上します。
Smart Importerによる自動化
また、「Smart Importer」機能を利用すると、Adobe Photoshop®、Adobe® XD、SketchやAxure RPからのデータを自動でインポートし、最適なUIコンポーネントがAIによって提案されます。これにより、デザインとその機能付けが一層スムーズに行えます。
オリジナル「State Machine」
「State Machine」機能により、各HMIプロジェクトの状態遷移を視覚的に管理でき、MathWorks社のMATLAB®やIAR Visual State™といった外部ツールとも連携可能です。これにより、複雑なロジックを持つHMIの構築が容易になります。
複数デバイスとの連携
さらに「Candera Link」を使えば、異なるデバイス間でコンテンツを共有・同期・表示することができます。ローカルとクラウドの両方に対応し、多様なプログラミング言語やOSに接続可能です。これは、ユーザーのニーズに柔軟に対応する大きな利点です。
高性能な技術基盤
「Candera Studio」は最新のグラフィックAPIに対応しており、高いパフォーマンスを提供します。また、2Dと3DのHMIに関して直感的なエディターが用意され、作成後すぐにPC上で動作確認ができる点も大きな魅力です。
まとめ
カンデラは、組み込みソフトウェア開発において長年の実績を持っており、「Candera Studio」の提供を通してHMIの設計プロセスを革新しようとしています。今後も顧客や業界パートナーと連携し、新たなニーズに応える製品を展開していくことでしょう。この新しいツールが、どれほど多くの開発者や企業に利益をもたらすか、今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社カンデラ ジャパン
- 住所
- 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿 パークサイド2F
- 電話番号
-
03-6821-3630