脱炭素化の新たな取り組み「IGNITURE GXパックM」
東京ガス株式会社は、新築集合住宅向けに新たな脱炭素ソリューション「IGNITURE GXパックM」の提供を始めました。これにより、日鉄興和不動産が開発した「リビオ中野レジデンス」にて、初めてこのパッケージの採用が実現しました。
太陽光発電と蓄電池でカーボンニュートラルを目指す
東京都では、2025年4月から新築集合住宅において太陽光発電設備(PV)の設置が義務付けられます。このような背景の中、今年東京ガスが導入した「IGNITURE GXパックM」は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたパッケージです。これにより、共同生活空間の電気代削減や脱炭素化を実現することが可能となります。特に、昼間の太陽光発電による余剰電力を有効活用するため、蓄電池との組み合わせが推奨されています。
集合住宅向けの柔軟な施工支援
集合住宅における蓄電池の導入は、使用する単位の人数や構造によって適切な容量の選定が重要です。しかし、東京ガスはこれまで電力小売事業で培った知見と、専門的な施工チームを活用し、一貫したサポートを提供します。これにより、利用者のニーズに合わせた最適な設計・施工が行えるのです。
価値共創のエコシステムを目指して
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、CO2ネット・ゼロへの挑戦とともに、「価値共創のエコシステム」を構築することを掲げています。これは、地域社会や個々の暮らしに直結する様々な課題を解決するためのサービスを生み出し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて寄与することを示しています。
140周年を迎えた東京ガスの役割
東京ガスは、創立140周年を記念し、さらなる改革を進めています。これまでの事業を越え、未来に目を向けた新たな挑戦に取り組む姿勢は、脱炭素社会の実現に貢献したいという強い意欲の表れです。
IGNITURE GXパックMの詳細
「IGNITURE GXパックM」は、集合住宅に特化し、最適な容量を選定した太陽光発電・蓄電池の導入を行います。そして、これらの設備で賄えない電力については、実質再生可能エネルギー100%の「さすてな電気」を供給することで、トータルな脱炭素化を実現します。これにより、住宅全体のエネルギー効率が改善され、持続可能な暮らしを支援します。
結論
脱炭素に向けた先進的な取り組みとして「IGNITURE GXパックM」は、都市生活者に新しいライフスタイルの選択肢を提供します。環境への配慮を大切にしながら、経済性と利便性を両立させたこのソリューションは、今後の住宅市場において注目されることでしょう。