JTBの新たな試み:体験イベントにおけるパーソナライズ診断
JTBは、親子向けの体験イベント「OYACONET(おやこねっと)」において、診断コンテンツ「ヨミトル」を活用し、新たな試みを展開しています。このプロジェクトは、参加者それぞれの特性に合わせて体験を最適化することを目指すものです。特に長崎県での職業体験イベントでは、約40家庭のうち80%が診断に参加し、全ての回答者が次回も利用したいとの意向を示す結果を得ました。
背景と目的
この新規事業は、家庭での体験活動を支援し、「体験のパーソナライズ」を実現するために始まったものです。JTBの高岡裕之氏によると、兄と妹のような異なる年齢の子どもを同時に連れて行っても、個別に設計された“ミッション”があれば、それぞれが楽しめる体験が提供できるとのこと。子どもの成長に寄与できるイベントを生み出すためには、個々の興味やスキルに応じたアプローチが不可欠だとしています。
ツールの選定
初めは独自のWebページに診断機能を実装する考えもありましたが、急遽設定されることになったトライアルイベントに向け、既存のツールを検討。その中で「ヨミトル」と出会い、コスト面や実装の容易さで選ぶことになりました。
また、高岡氏は「ヨミトル」を選択した理由として、まずそのコストの安さ、続いて多様なロジックを持ち、使いやすいという点、そして初期対応が迅速だったことを挙げています。特に、初回の打ち合わせで自社の事業に共感を示してくれた点が、信頼につながったようです。
実施内容
イベントでは、「オトナの魔法学校チャレンジ」と名付けられたパーソナライズ診断を実施しました。診断はお子さまの「年齢」「性格タイプ」「伸ばしたい力」の観点から行われ、得られた結果に基づいて親の関わり方を提案するものです。このアプローチにより、親も参加し、より良い学びを得る機会を創出。診断はチャート形式で、設問は3つ、結果パターンは27通りが用意されています。
高岡氏は、これまでのイベントでは親が待機する時間が多かったことを指摘し、親子がともに成長できる機会を作ることが狙いだと述べています。
成果と反響
トライアルの結果、ブースに訪れた家庭の約80%が診断にアクセス。アンケートの回収率も33%で、ワークショップの実施から約2週間でスムーズに実装を行えたことが印象的でした。高岡氏は、実際に子ども達の本音や素直な反応を聞くことができたとし、トライアルが成功したことが今後のビジネス展開につながると期待を寄せています。
今後の展望
今後も体験のパーソナライズを進めるためには、診断ツールは必要不可欠だと高岡氏は話し、さらなる場面での活用を考えています。また、収集したデータをビジネスに結び付けることが未来の重点的な目標であると言及。
ヨミトルについて
「ヨミトル」は、プログラミング知識がなくても診断コンテンツを作成できるクラウドサービスです。複数の診断ロジックを持ち、AIによる支援も受けられることから、BtoCやBtoBにおけるマーケティング施策として広く活用されています。詳細は公式サイトをご覧ください。
このように、JTBは新たなアプローチで親子両方に価値提供する体験を演出しており、その成功事例は今後、他の業界にも広がる可能性を秘めています。