QLデンタルメーカーが学生を支える新たな採用サイトを開設
歯科技工所であるQLデンタルメーカーが、このたび新卒及び第二新卒向けの採用サイトをオープンしました。一般的に、歯科技工所による新卒採用サイトの開設は珍しく、特に第二新卒をターゲットにしたサイトは非常にユニークと言えます。これは、業界全体で新卒者の数が減少し、定着率が低下しているため、多くの企業が採用にエネルギーを注げない現状を反映しているのかもしれません。
新たな採用サイトは、スマホ世代に特化した「スマホファースト」で設計されており、株式会社ペライチが提供する「ペライチ」を活用することで短期間かつ低コストでの実現が可能となりました。これにより、2週間でスマホ対応のサイトが完成したのです。
4つの特徴
当サイトでは、QLデンタルメーカーの特色を以下の4つで強調しています。
1.
新卒育成システム: 一般的には5年~10年を要すると言われるセラミストの育成を、当社ではなんと2年で実施します。クオリティを保持しる中で、新たな才能を早期に引き上げる取り組みです。
2.
ネオ職人制: セル生産方式や3D-CADを駆使した一貫製作システムを採用。従来のベルトコンベア方式を覆し、独自の生産方式を確立しています。
3.
コミュニケーション重視: ドクターや患者様との対話を大切にし、黒子作業に留まらない、積極的な関わりを持つ歯科技工士を育成します。
4.
長期就労環境: 奨学金返済支援制度や「働き方改革」モデル企業としての認定を受け、安心して長く働ける環境を整えています。
QLデンタルメーカーは、2014年に設立以降、新卒者の採用を続けており、現在は社員の約7割が新卒者です。新たな採用サイトの開設をきっかけに、さらなる新卒歯科技工士の採用を目指していきます。
若手歯科技工士の減少
近年のデータによると、歯科技工士の入学者数は激減しており、平成11年度の2,948名から平成29年度には927名にまで落ち込んでいます。さらに、日本最古の歯科技工士養成機関である愛歯技工専門学校も閉校に至りました。新規の歯科技工士試験の合格者数も減少しており、これは業界全体の存続に対する大きな懸念となっています。
特に、25歳未満の離職率は約79%という推計もあり、若手人材の確保が急務です。QLデンタルメーカーでは、このような課題を真摯に受け止め、今後の採用活動を通して次世代の歯科技工士を育てるための努力を続けていきます。
QLデンタルメーカーについて
2014年に設立されたQLデンタルメーカーは、「メタルフリーの自費診療を通じて、患者様・歯科医院・歯科技工士の3者が幸せになる仕組みを提供する」をミッションに掲げています。自費率100%で、金属を一切使用せずセラミックスのみで構成する技工物を製作する独自のスタンスを持った企業です。
新卒採用サイトは
こちらでアクセス可能です。
コーポレートサイトは
こちらです。