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2025-12-15 10:45:51

日本ストライカーが新しい肩腱板修復用デバイスを発表!

日本ストライカーが新たな肩腱板修復手術用デバイスを登場



日本ストライカー株式会社が、2026年1月より「AlphaVent Biocompositeスーチャーアンカー」を全国の整形外科で展開することを発表しました。この製品は、主に肩腱板断裂の修復手術に特化したもので、医療現場において大いに期待されています。

1. 肩腱板断裂の現状



肩腱板断裂は、年齢やスポーツ活動、さらには転倒など様々な要因で生じる疾患です。この状態では肩関節周辺の筋肉(腱板)が骨から部分的に剥がれ、多くの腱繊維が断裂していきます。この影響で肩の機能が大きく制限され、日常生活の質が低下します。日本国内では、肩腱板断裂手術が年間約24,000件行われています。このような背景を踏まえ、今回の新製品は医療の質の向上に寄与することが期待されています。

2. 新しいスーチャーアンカーの特性



「AlphaVent Biocompositeスーチャーアンカー」は、小型のビスであるスーチャーアンカーと呼ばれる製品で、断裂した腱板を上腕骨に固定し、早期の機能回復を目指します。手術に使用される際には、手術者の手技や患者の状態に応じて3つのサイズ(4.75mm、5.5mm、6.5mm)から最適なものを選択できます。これにより、より柔軟に治療が行えるようになります。

このスーチャーアンカーは、デュアルスレッドテクノロジーを採用しており、皮質骨と海綿骨にしっかりと固定できるよう設計されています。さらに、生体吸収性素材であるポリL乳酸(PLLA)と、人体でも自然に存在するβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)の複合材料を用いているため、術後の不安定感を軽減し、患者の体への適応性を高めています。

3. 画期的な医療ソリューション



この新製品の登場により、日本ストライカーは従来のオールスーチャータイプの「ICONIXシリーズ」や生体に吸収されない樹脂製の「AlphaVent PEEK」と並ぶ、多様な治療オプションを提供することが可能となります。さらに、2024年には「1788 4Kカメラシステム」の発売も控えており、関節鏡視下手術への幅広い対応が期待されています。これにより、医療の現場はますます効率化され、患者にとっての利便性も向上することでしょう。

4. 日本ストライカーについて



日本ストライカー株式会社は、米国に本社を置くストライカーコーポレーションの日本法人であり、医療テクノロジー分野でのリーダーとして多大な実績を持っています。医療・手術用機器から整形外科、スピン関連分野に至るまで、幅広いサービスを展開し続けており、毎年1億5千万人以上の患者に寄与しています。詳細については公式ウェブサイト(www.stryker.com/jp)をご覧ください。

今後も、日本ストライカーはスポーツ医学へのトータルソリューションを提供し、医療の向上に寄与することを目指していきます。


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会社情報

会社名
日本ストライカー株式会社
住所
東京都新宿区西新宿5-1-1新宿ファーストタワー
電話番号

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