エンジニア特化型マーケティングサービスの展開
ファインディ株式会社(以下、ファインディ)は、2025年11月4日から新たにエンジニアに特化した包括的なマーケティング支援サービスを提供することを発表しました。これは、エンジニアプラットフォームを運営する同社が持つ独自の強みを生かした施策で、今後の技術ブランディングにおける新たな挑戦として注目を集めています。
サービス開始の背景と概要
ファインディは2024年からこれまでに、最大で4,000人を参加者として迎え入れる大型の技術カンファレンスを10回以上主催し、累計で15,000名以上の方々が登録しています。この活動を通じて、150社以上の企業が同社の協賛を受けており、企業が抱えるマーケティング課題が浮き彫りになりました。特に、協賛企業が提供するツールの認知度向上や利用促進をするためには、「点」の施策だけでは不十分で、「線」でつなぐ継続的な支援が必要であると判断したのです。
このような認識から、ファインディは支援領域を広げ、マーケティングファネル全体をカバーするための包括的な施策を提供することに決定しました。具体的には、オンライン・オフラインの技術カンファレンスの企画・運営によるリードの獲得、企業の事業フェーズやマーケティング課題に応じた最適なアプローチを用います。これにより、企業の認知度向上からリード獲得、商談の創出に至るまで一貫した支援を行います。
独自アプローチでエンジニアのインサイトを捉える
昨今、生成AI技術の発展に伴い、エンジニア向けツール市場が急速に拡大しています。競争が熾烈になる中、企業はターゲットとなるエンジニアにいかにその価値を伝えられるかが大きな課題となっています。ファインディの新サービスは、会員登録数24万人超のエンジニアプラットフォームが持つ会員データと、500回以上のイベントを通じて得た知見を最大限に活かすことに特徴があります。
ファインディでは、ツールの特性や目的に応じて最適なエンジニア層にリーチし、認知向上、リード獲得から商談創出まで支援するとしています。
ファインディの3つの強み
ファインディがこの新たなマーケティング支援サービスを通じて提供する強みは以下の3つです。
1.
エンジニア会員基盤
ファインディが構築したエンジニアの会員基盤は、国内のITエンジニアの約17%である24万人超に及びます。この豊富なデータを基に、企業は最適なターゲット層へアプローチの精度を高めることができます。
2.
エンジニア特化のコンテンツ企画力
500回以上の技術イベントの運営経験から生まれた包括的なノウハウにより、エンジニアが求めるトレンドや専門性を把握し、的確なコンテンツを制作します。
3.
ハイスキルエンジニアとのネットワーク
ファインディは、影響力を持つハイスキルなエンジニアとのネットワークを構築。技術記事の寄稿や技術イベントへの登壇を通じて、エンジニアと顧客企業との連携を強化しています。
ファインディの理念と今後の展望
ファインディ株式会社は2016年に設立され、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンを掲げています。現在、エンジニア向けの転職サービス「Findy」やフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、AI戦略支援SaaS「Findy Team+」などの多様なサービスを展開し、累計会員登録数は約24万人、3,700社に利用されています。
ファインディは今後、インド市場への進出を皮切りに、韓国や台湾でもサービスを拡大し、日本発の技術イノベーションを促進しながら、グローバル競争力を持つ企業の育成に貢献することを目指しています。