筑波農場が未来を切り開く新たな挑戦
茨城県つくば市の
株式会社筑波農場は、米づくりから新たにワインづくりへとシフトする計画を発表しました。2026年10月にオープン予定の
紫峰堂ワイナリーでは、醸造用ぶどうの栽培からワインの生産と販売までを一貫して行うことを目指しています。
1. 地域ブランド米の生産拠点
筑波農場は、地域ブランド米
常陸小田米の生産を中心に、これまで農業の6次産業化に積極的に取り組んできました。自社栽培の米粉を使用したバウムクーヘンブランド
LA VOROを展開し、新たな価値を創造しています。このたび、使用されていなかった畑を活用し、ワイン事業への新規参入を計画しています。
2. 6次産業化の重要性
日本の農業が抱える問題には、生産者の高齢化や耕作放棄地の増加が含まれます。筑波農場は、農業が持続可能な成長を遂げるためには、生産だけでなく加工や販売、観光などの価値創造が必要だと考えています。紫峰堂ワイナリーは、ぶどう栽培からワイン醸造、販売までを一貫して行うことで、新しい収益モデルを確立し、地域の魅力を発信することを目指します。
3. ワイン特区制度を活用した新たなワインづくり
紫峰堂ワイナリーは、つくば市の
ワイン特区制度を活用して開設されます。この制度は、自ら栽培したぶどうを使った場合、通常よりも少ない製造規模でワインの醸造免許を取得できることを特徴としています。この制度の利用により、筑波山麓の気候や土壌を活かした高品質なワインづくりが可能になります。
4. 自然派ワイン哲学を受け継ぐ
紫峰堂ワイナリーでは、イタリアで自然派ワインの醸造技術を学んだスタッフが醸造を担当します。彼らは、イタリアの名門ワイナリー「La Stoppa」や各地のワイナリーで得た知識と経験を活かし、ぶどうの持つ本来の力を引き出すための醸造を行ないます。筑波山麓の特有なテロワールを表現したワインを製造し、消費者に新たな価値を提供することを目指します。
5. 筑波の農業と観光を結びつける拠点
「紫峰」は古くから筑波山を指し示す称号であり、能や文化とも深い関わりがあります。ワイナリーでは、ワインを通じて筑波の農業や食文化を発信し、地域の観光や交流人口の増加に寄与することが重要な使命です。将来的には、ワイナリー見学、テイスティング、地元食材とのペアリングイベントなども行い、地域の活性化を図ります。
紫峰堂ワイナリーの詳細
- - 施設名: 紫峰堂ワイナリー
- - 所在地: 茨城県つくば市北条3898
- - 開業予定: 2026年10月
- - 事業内容: 醸造用ぶどう栽培、ワイン醸造、ワイン販売
- - 特徴: ワイン特区制度の活用、自社栽培ぶどうの使用、自然派ワイン製造
アクセス:
- - 常磐自動車道「土浦北IC」から約15分、圏央道「つくば中央IC」から約20分。
筑波農場が展開する新たな取り組み、紫峰堂ワイナリーは、地域の魅力を最大限に引き出すプロジェクトとなるでしょう。これからの展開に大いに期待が寄せられます。