PHR事業者公募開始
2024-04-08 12:00:01
大阪・関西万博でのPHR活用事業者公募が開始されました
大阪・関西万博に向けたPHR活用の取り組み
令和5年度補正PHR社会実装加速化事業の実証事業者公募が始まりました。このプロジェクトは、民間事業者と生活者が共に開かれた環境でPHR(Personal Health Record)データを活用することを目的としています。PHRとは、健康に関する様々な情報を一元管理し、利用することで健康寿命を延ばし、未病対策にも寄与するものです。
背景と目的
現在、日本では少子高齢化による人口減少が深刻な問題となっています。そのため、PHRを利用した健康づくりや予防が特に重要とされています。最近では、健康診断の結果や食事、運動、睡眠に関するデータを集め、それを元にした多様なサービスが登場しています。これらのデータやサービスを組み合わせることで、新たな産業の創出や既存の商品・サービスの質の向上が期待されています。
政府もこの動きに力を入れており、2022年には内閣総理大臣をトップとした医療DX推進本部が発足しました。さらに、2023年にはPHRサービス事業協会が設立され、健康データ利用の機運が高まっています。今回の公募は、その流れの一環として行われるものです。
実証事業の内容
EXPO-PHR運営事務局は、PHRデータを活用したユースケースを創出し、大阪・関西万博での国民体験に繋げることを目指しています。本事業の期間は契約締結から2025年3月31日までで、万博開催が予定されている2025年4月以降に提供される体験機会が設けられます。
具体的には、食事、運動、睡眠などのテーマに関する情報をPHR事業者とサービス事業者が連携して提供する仕組みを実証します。これにより、国民が実際にPHRサービスを体験し、その利活用を促進する取り組みを行います。
公募の対象
応募できる事業者は以下の通りです。
1. PHR事業者: PHRの収集・管理・分析等のサービスを提供している法人。
2. サービス事業者: 食事・運動・睡眠等のサービスを消費者に提供する事業者。
3. 連名参加事業者: PHR事業者及びサービス事業者との連携を希望する事業者。
4. その他: 上記に該当しないもの。
公募は2024年3月25日から始まり、4月19日まで提案が受け付けられます。審査はその後行われ、結果が公表される予定です。
経済産業省の支援
採択された事業者には、PHR事業者には最大2,000万円、サービス事業者には最大4,000万円が支給される予定です。この資金を使い、PHRを活用した新しいサービスや商品を開発することが期待されています。
お問い合わせ
この公募に関する問い合わせは、EXPO-PHR運営事務局にて受け付けています。また、応募や広報についての質問も対応しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
新たなPHR活用の機会が広がります。健康的な未来を共に創造していくための一助となることを願っています。
会社情報
- 会社名
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EXPO-PHR広報事務局
- 住所
- 港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ 14F
- 電話番号
-
03-5572-7375