日本最大規模の下水道分野展示会「下水道展'26東京」
2026年8月4日から7日まで、東京ビッグサイトにて、国内最大規模の下水道関連展示会、「下水道展'26東京」が開催されます。今年で38回目を迎える本展は、地方公共団体を中心に全国の下水道関連事業者が最新技術やサービスを展示・紹介する貴重な機会です。
下水道の現状と課題
日本国内には、約50万キロメートルにわたる下水道管路があり、標準耐用年数を超えた管路が今後急増する見込みです。特に、20年後には全体の約42%が耐用年数を超える予想がされ、計画的な点検と改築は必須です。国土交通省による全国特別重点調査でも、安全性を確保するため、緊急対策が求められる区域が確認されています。
昨今は、豪雨災害の頻発化や人手不足が大きな課題となっており、これに対抗するためには、AI解析、ドローン点検、ロボット巡回などの先進技術を用いた「建設DX」の実装が重要視されています。「下水道展’26東京」では、自治体と事業者が抱えるこれらの課題に対して最新技術の実機デモと商談が行われる、業界横断のプラットフォームとなります。
新しい試みとしての新設ゾーン
今回の展示会では、特にデジタル化(DX)が求められる中、2つの新ゾーンが設けられます。ひとつは「IT・DXゾーン」、もうひとつは「NO Entry管路診断ゾーン」です。これらのゾーンでは、IoT、AI、BIM・CIM、ロボティクス、非立入管路診断といった先進的な技術が一堂に集められ、業界参加者に新たな気づきをもたらします。
出展者の声
昨年の「下水道展’25大阪」では、出展企業の約41.2%が来場者の事業に具体的に関与したと回答し、74.3%が来場者との情報交換を行ったことを報告。今年も88.7%の出展企業が次回の出展に前向きであることを示しており、実施成果は非常に高いことが分かります。
情報提供とお問い合わせ
出展に関心のある方は、下水道展の公式ウェブサイトにて詳細を確認し、直接お問い合わせが可能です。こちらから情報を受け取ることができます。
開催概要
- - 名称: 下水道展’26 東京
- - 会期: 2026年8月4日(火)~8月7日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト(東京都江東区)
- - 主催: 公益社団法人 日本下水道協会
- - 入場: 無料(事前登録制)
最新の情報は公式サイトをご覧ください:
下水道展公式ウェブサイト