ホリバがインドのダイヤモンド企業を買収
ホリバ・インド社(本社:ニューデリー)は、2026年1月14日付でインドのグジャラート州に本社を置く人工ダイヤモンド関連のスタートアップ、プリスティン・ディープテック社(Pristine Deeptech Private Limited)の全株式を取得し、子会社化する手続きを完了したと発表しました。この買収により、ホリバグループは人工ダイヤモンドの研究開発において、さらなる進展を目指します。
ダイヤモンドの特性と市場の可能性
ダイヤモンドは、その優れた熱伝導性や耐電圧性から、次世代パワー半導体や量子センサーをはじめとする多様な分野での利用が期待されている新素材です。特に、5Gや6G通信、電気自動車、データセンター、宇宙や防衛技術など、幅広い応用領域での機器性能の向上や省エネルギー化に貢献することが見込まれています。このことから、人工ダイヤモンド市場は今後10年間で著しい拡大が予想されています。
ホリバグループは、1990年代以降、海外の研究開発拠点を強化してきました。これまでの実績を踏まえ、インドを将来のイノベーション創出拠点と位置づけ、同国における研究開発力を強化しようとしています。プリスティン・ディープテック社とは2023年から取引関係にあり、その技術と知見を活かした革新が期待される中での買収となりました。
買収の背景と目的
ホリバは、プリスティン・ディープテック社の持つ人工ダイヤモンドに関する専門知識と自身の分析・計測技術の融合により、先端材料の開発と効率化を目指しています。この買収により、以下の3つの主要な展望が掲げられています。
1. ### 新規分析・計測ソリューションの創出
プリスティン社の知識を活かし、ダイヤモンドウェハをはじめとする先端材料向けの新たな分析・計測ソリューションを開発。これにより、ダイヤモンド製品の実用化を加速することが期待されています。
2. ### ダイヤモンド材料の製品開発加速
ダイヤモンドを利用したセンサーなどの部品開発を進め、ホリバ製品への搭載に加え、直接販売も視野に入れた事業化を目指します。
3. ### 研究開発拠点の強化
今後も戦略的投資を継続し、ホリバ・インド社を先端材料と半導体ビジネスの中核として機能を強化していく方針です。現地ニーズに応じたソリューションを提供し、インドの研究開発力を底上げします。
プリスティン・ディープテック社の基本情報
- - 社名:Pristine Deeptech Private Limited
- - 設立:2021年10月
- - 所在地:A/59, Shiv Shakti Estate, Nr. Choksi Tube, Vatva G.I.D.C. Phase I, Ahmedabad – 382445, Gujarat, INDIA.
- - 代表者:CEO Ashvani Kumar
- - 従業員数:7名(2026年1月14日時点)
- - 主な事業内容:人工ダイヤモンドおよびMPCVD装置の製造・販売
ホリバ・インド社の基本情報
- - 社名:ホリバ・インド社
- - 設立:2006年
- - 所在地:246, Okhla Industrial Estate, Phase 3, New Delhi, 110020, India
- - 代表者:代表取締役社長 Rajeev Gautam
- - 従業員数:550名(2025年12月末時点)
- - 主な事業内容:自動車計測機器や医用計測機器の製造・販売
この買収によって、ホリバグループは今後ますます革新的な技術を持つ企業へと成長していくことでしょう。