クォンタムフラワーズがAGRITECHNICA 2025に出展
2025年11月9日から15日にかけて、ドイツ・ハノーファーで開催される世界最大級の農業技術展示会「AGRITECHNICA 2025」に、株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF)が出展します。このイベントでは、「agrifood start-ups」セクションを通じて、農業分野における革新的な育種技術を国際的な市場に向けて紹介します。
QFFの出展背景
QFFは、中性子線技術を利用した育種プロセスを開発し、特に農業や微生物育種の分野において新たな可能性を生み出しています。この技術は、GMO規制外の範囲で高効率な変異誘導を実現し、熱耐性や耐病性、収量向上などの効果が期待されます。気候変動や植物病害の深刻化に直面する現在の農業界において、この技術の導入は急務となっています。
AGRITECHNICAは、「Touch Smart Efficiency」をテーマに、デジタル技術を駆使したスマート農業を重視した展示構成を採用しています。QFFにとって、このイベントは自社の技術を国際的な農業関係者に向けて発信する重要な舞台です。昨年12月に開催されたTechBIZKONで受賞した「Expand in Germany賞」により、出展の機会を得たことも大きな前進です。
出展内容と見どころ
QFFのブースでは、以下のようなコンテンツが予定されています。
- - 技術紹介パネル:Neutron Breeding®の原理や過去の成果を解説するパネル展示。
- - 応用事例展示:作物育種や微生物改良、バイオガス微生物などの実例を紹介。
- - 技術デモ:変異誘導過程の概念モデルや関連機器を展示。
- - 商談セッション:共同研究やライセンス契約のための面談機会。
- - 講演メディア:agrifood start-ups部門での技術・事業戦略のプレゼンテーション。
- - 相談コーナー:個別の技術相談や質疑応答を通じたディスカッション。
QFFは、ホール21のStart up Area内に位置し、訪れる皆様に対して積極的に技術の解説や相談を行います。
CEOのコメント
QFFのCEOである菊池伯夫氏は、AGRITECHNICAを「農業技術分野の世界的な集積地」と称し、Neutron Breeding®技術を国際舞台に発信する大切な機会であるとコメントしています。「従来の育種手法の限界を突破するこの技術が、農業分野に新たな可能性をもたらすことを期待しています。」とし、来場者との対話を通じて新たな協創の機会を模索する意欲を示しました。
AGRITECHNICA 2025の概要
AGRITECHNICA 2025は、世界中から約2,700社が出展し、約470,000人の来場が見込まれる一大イベントです。幅広い農業関係者が集まり、最新技術やソリューションが共有される場となります。
- - 会期:2025年11月9日〜15日
- - 会場:ハノーファー国際見本市会場(ドイツ)
- - 入場:事前登録が必要
公式サイトやフロアマップも準備されており、参照することでより詳細な情報を得られます。
AGRITECHNICAでのクォンタムフラワーズ&フーズの出展は、農業の未来を変える重要な一歩と言えるでしょう。今後の動向に期待が寄せられます。