ヘルステック事業を展開する株式会社メディロムグループは、紡績事業を展開する北日本紡績株式会社と、世界初の充電不要のスマートトラッカー「MOTHER Bracelet®」の販売店契約を締結したことを発表しました。
北日本紡績株式会社は、紡績事業に加え、リサイクル事業やヘルスケア事業にも力を入れており、特にヘルスケア事業では高付加価値商品の販売に注力しています。メディロムグループが開発した「MOTHER Bracelet®」は、充電不要で体温と外気の温度差で電力を生み出す、画期的なスマートトラッカーです。歩数、睡眠時間、消費カロリー、心拍数、体表温といったヘルスケアの基本となる5つのデータを記録することが可能です。
今回の販売店契約締結により、北日本紡績株式会社は「MOTHER Bracelet®」を日本各地の防災対策や高齢者の見守りに活用していくことを目指しています。特に、行政機関と取引のある北日本紡績株式会社が販売店となることで、地方自治体に「MOTHER Bracelet®」を普及させることが期待されています。
例えば、行政機関が単身高齢者や被災地で避難所生活を強いられている高齢者などに「MOTHER Bracelet®」を配布することで、災害などの緊急避難時に行政が健康状態を一元データとして見守ることが可能になります。市民の体調急変などの際はSOSアラートが発信され、救済に繋げることが期待されます。
さらに、メディロムグループは北日本紡績株式会社と戦略的販売業務提携に関する協議も開始しました。自然災害大国の日本では、各地で被災対応への準備が欠かせません。近年、被災地では避難後の体調不良による死亡事例が多数報告されています。避難場所でのエコノミー症候群やストレスによって体調急変が多発していることが原因と考えられています。
このような状況を予防するため、メディロムグループは「MOTHER Bracelet®」を被災対応の備蓄品として、避難発生時に体調急変の起こりやすい高齢者を中心に配布することを目指しています。これにより、避難所生活を強いられている方々の24時間見守りが可能になり、体調急変時の早期発見と対応が可能となります。
「MOTHER Bracelet®」は、充電不要で24時間365日リアルタイムで利用者のバイタルデータを計測することが可能です。そのため、緊急事態の早期発見や体調不良による事故の防止を高い精度で実現することができます。高齢者の見守りや夜間の長時間勤務の従業員の健康管理など、様々な業界に合わせてカスタマイズを行い、展開していく予定です。
メディロムグループと北日本紡績株式会社は、今回の販売店契約締結と戦略的販売業務提携を通して、地域社会の安全と安心に貢献していくことを目指しています。