自治体AI zevoに新たな生成AIモデル追加
2025年9月19日(金曜日)から、自治体AI zevoで新しい生成AIモデル「GPT-oss-20B」と「GPT-oss-120B」が利用可能になります。この施策は、シフトプラス株式会社が都城市と共同開発したもので、自治体のLGWAN環境において、ChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIを活用できるシステムです。この新しいAIモデルは、自治体の業務において更なる効率化を目指しています。
新たなAIモデルの特徴
新たに加わる「GPT-oss-20B」と「GPT-oss-120B」は、オープンウェイトモデルとして提供され、特に日本国内での使用を重視した設計になっています。これにより、安心して導入できる点が特徴です。モデルの詳細は、以下の通りです:
GPT-oss-20B
- - コンテキストウィンドウ: 入力128000、出力32000
- - リージョン: 日本
- - ナレッジカットオフ: 2024年6月
- - 特徴: コンパクトで、高速な応答が魅力的。日常業務に最適。
GPT-oss-120B
- - コンテキストウィンドウ: 入力128000、出力32000
- - リージョン: 日本
- - ナレッジカットオフ: 2024年6月
- - 特徴: より多くのデータを学習しており、複雑な業務にも対応可能。
この新モデルは追加費用なしで利用できるため、コストを抑えつつ業務の効率を高めることが期待されます。今後も、自治体AI zevoでは、さらに多様な生成AIモデルを導入していく予定です。
LGTalkで業務のさらなる効率化
「自治体AI zevo」を契約すると、関連サービスとしてビジネスチャットツール「LGTalk」のアカウントも提供されます。LGTalkは、セキュリティを重視したチャットツールでありながら、生成AIにも直接アクセスできる便利さがあります。また、最大10アカウントまでのトライアルが提供されており、職員が実際に利用することで、その利便性を実感できるでしょう。
音声認識AI「eRex」との連携
さらに、LGWAN専用音声認識AI文字起こしツール「eRex」との連携も可能になりました。「eRex」は、音声データから文字起こしを行うツールで、利用開始から1ヶ月間は無償トライアルが用意されています。これにより、会議や研修の内容を簡単に文字化し、業務に役立てることができます。
シフトプラス株式会社について
シフトプラス株式会社は2006年に設立され、地方自治体向けのシステム開発やWebシステムの提案、保守業務を手掛けています。顧客は北海道から九州まで500以上の自治体に及び、全国の寄附額の約50%を管理する「ふるさと納税」システムの開発も行っています。今後も、自治体のデジタル化と業務効率の向上をサポートすることに尽力していく方針です。
自治体AI zevoの新たなモデルによって、生活の質を向上させるとともに、業務の効率化も同時に実現できることが期待されています。ぜひ、活用法を考えてみてはいかがでしょうか。