ヤマハがOracle Cloud HCM導入で人材流動性を向上しキャリア開発を支援

ヤマハがOracle Cloud HCMを導入



2025年2月10日、ヤマハ株式会社が新たに「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management (HCM)」を導入することを発表しました。この取り組みは、約5500名の従業員が利用するもので、自律的なキャリア開発を支援するための人的資本管理基盤を構築するものです。これにより、同社は人材の流動性を高め、組織の機動性を向上させることを目指しています。

ヤマハの新しい人材戦略



ヤマハは、中期経営計画の一環として、従業員の活力を引き出し、働きがいのある職場環境を整備することを掲げています。特に、人材は企業にとって重要な資産であり、グローバルにビジネスを展開するためには、リーダーを育成し、適材適所の配置を実現することが求められます。多様な人材が活躍できる環境を整えると同時に、社員間での意義ある対話の機会を確保することが、同社の課題でもありました。

Oracle Cloud HCMの導入背景



こうした課題を解決するために、ヤマハが選択したのがOracle Cloud HCMです。このプラットフォームを利用することで、社員が自分のスキルやキャリア情報を可視化し、さらにそれを活用することが可能になります。2023年8月から実際に稼働を開始し、人事部が部門ごとのジョブとスキル体系を整理。新旧のスキル管理体系の整合性を取ることで、より効果的なタレント・マネジメントを実現しました。

自律的なキャリア開発の促進



「Oracle Cloud HCM」の導入に伴い、社員は求められるスキルを画面上で確認でき、自身のキャリアの方向性を明確にすることが可能になりました。また、管理者は社員のキャリア志向を把握しやすくなり、キャリア面談においてもより効果的なコミュニケーションが図れるようになっています。これにより、社員は自律的にキャリア開発を推進できる環境が整っています。

社内外の人材流動性の強化



さらに、ヤマハでは社外からの人材募集を行う際に、同時に社内公募も実施しています。この施策により、社内外での人材の流動性が高まり、組織全体の機動性が向上しています。ヤマハが目指すのは、単なるスキルマッチングにとどまらず、社員一人一人が持つ可能性を最大限に引き出すことです。

導入にあたってのコメント



ヤマハ株式会社の執行役員、コーポレート本部の徳弘太郎氏は「新しい人的資本管理基盤の構築において、部門のジョブとスキル体系の整備が重要であり、事業部門との合意形成に時間をかけました。Oracle Cloud HCMを導入することで、人材データの一元管理が実現し、部門間での情報共有が促進されました」とコメントしています。このシステムは、将来的には生成AI技術も搭載され、業務効率化につながる可能性も期待されます。

まとめ



ヤマハがOracle Cloud HCMを導入することで、自律的なキャリア開発や人材流動性の向上を目指す取り組みが進んでいます。社員同士のコミュニケーションの活性化や、適材適所の配属が実現すれば、組織全体の活力も一段と増すことでしょう。今後のヤマハの進展が大いに楽しみです。

会社情報

会社名
日本オラクル株式会社
住所
東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666

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