大阪・関西万博2025で千寿オリーブの入札オークションが決定
2025年10月14日、大阪・関西万博2025のフランス館で展示された千寿オリーブが入札式オークションの開催を発表しました。このオークションの主催者であるニナファームは、マイクロバイオームを活用したウェルネスソリューションを提供する企業であり、フランス館のゴールドパートナーでもあります。
世界記録を樹立した千寿オリーブ
万博開催期間中、フランス館には470万人以上の来場者が足を運びました。特に注目を集めたのが「ニナファーム ミラクルガーデン」に展示された千寿オリーブです。このオリーブの木は、参加者に強い生命力とエネルギーを伝える存在として、多くの人々に触れられました。特に、9月14日に行われた「赤い糸」を結ぶAKAI ITOプロジェクトでは、270名の参加者が結びつきを象徴するギネス世界記録を樹立しました。これにより、千寿オリーブは人と人とのつながりの象徴となっていることが証明されました。
フランス館とのパートナーシップ
ニナファームは、フランス館のゴールドスポンサーとして「人間の長寿と脳の健康」に関する最先端の研究を広める役割を果たしています。特に、南フランスの千寿オリーブに生息する“スーパー・マイクロバイオーム”の発見は、長寿日本社会の秘密の一端を垣間見る機会です。この発見は、万博フランス館の中心展示であるミラクルガーデンの核心となっています。ニナファーム広報のエマ・デュボワ氏は、「大阪万博は、数百万人の来場者に出会い、マイクロバイオームの力を伝える貴重な機会となった」と語りました。
オークションの意義
今回のオークションは、マイクロバイオーム、長寿文化、そして日本文化との関連を尊重した上で、提案の文化的、エコロジカル、社会的意義を考慮して審査されます。オークションの収益は、スイスのファム・デュ・モンド財団に寄付され、彼女たちが支援している在来植物の保存活動に役立てられます。このように、千寿オリーブの価値は持続可能性や女性のエンパワーメントと結びついています。
オークションの詳細
- - 主催: ニナファーム (NINAPHARM)
- - 協力: そら植物園株式会社 (代表: 西畠清順)
- - 入札期間: 2025年11月28日(金)まで
- - 見学場所: そら植物園 (大阪府池田市古江町) ※入札登録者の予約が必要。
- - 開始入札価格: 1,500万円
入札前には、入札動機、予定地の写真、概要などの情報を提出する必要があります。落札者には直接ニナファームかフランス館関連者から連絡があり、千寿オリーブの保管は最長6か月無料で提供され、その後は月額管理費がかかります。
今後の展開
ニナファームは、フランス館で選ばれた千寿オリーブ以外にも、マイクロバイオーム・オリーブを研究拠点で育成し、販売予定です。これにより、自然と科学が融合した新たな生命の叡智を多くの人々に体験してもらえるようになります。
ニナファームのプロフィール
ニナファームは1993年に設立され、フランスのアヌシーに拠点を置くマイクロバイオーム研究のリーダーです。この企業は、持続可能な未来に向けて、マイクロバイオームやミトコンドリアの研究を進めています。現在、スキンケアやニュートラシューティカル分野においても応用を拡大中です。
そら植物園について
そら植物園は、「ひとの心に植物を植える」をスローガンに、植物業界での新たな挑戦を続ける会社です。多様なプロジェクトを手掛け、植物のもたらす力を最大限に引き出すことを目指しています。