ポール・ギャリコの名作「ミセス・ハリス、モスクワへ行く」新装版発売

吉報！ポール・ギャリコの名作が新装版で登場

小説好きにとって待望のニュースが届きました。ポール・ギャリコの名作ミセス・ハリスシリーズの完結編、『ミセス・ハリス、モスクワへ行く』が新装版として2024年11月25日に発売されます。これにより、長年待ち望まれていたシリーズがついに幕を下ろすことになります。

ハリスおばさんの冒険再び！

本作は、60歳を越えた家政婦ハリスおばさんが主役。くじ引きで見事モスクワ旅行を当て、親友のバターフィルドを無理やり同伴させるところから物語は始まります。しかし、この旅にはおばさん自身の秘密の目的があります。それは、国境を越えて引き裂かれた若い恋人たちのために、一通の手紙をロシア人女性に届けること。そんな不穏な時代、冷戦下における緊張感が漂う中で、ハリスおばさんの勇気ある行動が光ります。

運命に挑むハリスおばさん

時は米ソ冷戦時代。ロンドンからモスクワへの旅行というだけで驚きですが、さらにはKGBに目を付けられる展開が待ち構えています。果たしてハリスおばさんはこの難局をどう乗り越えるのでしょうか？喜劇と悲劇が交錯するその道のりは、涙と笑いにあふれたものとなることでしょう。

本作の新装版には、翻訳の際に作家であり翻訳家の遠藤みえ子が手掛けた、深みのある言葉が盛り込まれています。また、亀山龍樹も名訳を提供しており、読者は彼らの技術によって物語の世界に引き込まれることになるでしょう。

幅広い読者層に愛されるシリーズ

このシリーズはポール・ギャリコの作品の中でも特に人気が高く、ファンからの強い要望の末、再度日の目を見ることになりました。多くの読者がこの物語を通じて、どんな年齢であっても夢を持ち続け、その実現に向かって努力することの大切さを再確認することでしょう。

誰にでも共感できる感情や、励ましのメッセージが詰まっており、読み終わった後には温かく感動に包まれるはずです。