熊本防災訓練の成果
2025-01-15 13:40:05

大型ドローンが救援を支える熊本県の防災訓練が実施されました

熊本県の防災訓練におけるドローンの重要性



2024年12月18日から19日にかけて、熊本県では「令和6年度熊本県総合防災訓練」が行われました。この訓練には、日本航空株式会社(JAL)、奄美アイランドドローン株式会社(AID)、株式会社JDRONEが参加し、海・空からの支援を想定した大型ドローンを活用した救援活動が実施されました。訓練の趣旨は、発生が予想される大規模震災に備えた初動対応力を強化することです。

大規模震災を想定した訓練



今回の訓練は、天草地域が震災によって陸路が寸断されると想定され、ドローンによる偵察飛行と、孤立した地域への救援物資の輸送が行われました。具体的には、民間ドローンチームが、被災状況のリアルタイム把握と自衛隊などの初動対応に必要な情報を提供し、救助体制を整えました。ドローンが果たす役割は、被災状況の確認、救援物資のリレー輸送、そして最後の一マイルの輸送として多岐にわたります。

ドローンによる偵察飛行と物資輸送



訓練の一環として、ドローンは天草諸島沿岸部を低空飛行で偵察しました。これにより、リアルタイムでの環境確認が行われ、対策本部は即座に必要な指示を出すことができました。また、海上自衛隊から陸上自衛隊、さらには民間ドローンへと物資がリレー輸送された後、孤立した島へ向けてドローンが物資を届ける作業も行われました。この流れが、今後の実際の災害時にも迅速に対応できる体制となることが期待されています。

給予備知識と運航体制の確立



訓練の準備にあたっては、ドローンの運航体制の確立が不可欠です。JALが全体の調整を行い、AIDがドローン機材を提供、JDRONEとヤマハ発動機が運航補助を担う体制が整えられました。特に、AIDは東京に設けた遠隔操縦基地から、平時および災害時の運航を行う「フェーズフリー」なドローンビジネスを展開しています。これにより災害時の初動対応の迅速化が図られています。

今後の展望



このような訓練を通じて、官民が連携し合い、地域防災力の向上に向けた取り組みが進んでいます。ドローンの活用が進むことで、今後ますます迅速かつ効率的な救援活動が期待されます。実際に日本各地での災害発生時に、今回の訓練で得た知見が活かされることでしょう。それにより、一人でも多くの命が救われることを願っています。未来に向けて、さらなる技術の進化と人材の育成が求められます。

関連情報や訓練の様子は、JALの公式YouTubeチャンネルでも公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
日本航空株式会社
住所
東京都品川区東品川2-4-11野村不動産天王洲ビル
電話番号
03-5460-3121

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