企業のDX推進を成功に導く教科書、鈴木康弘著「成功＝ヒト×ＤＸ」

DX実践教科書「成功＝ヒト×ＤＸ」の発売

デジタルトランスフォーメーション（DX）が叫ばれる中、企業はその推進に力を入れています。しかし、実際には多くの企業が迷走し、9割が期待した成果を上げられない現状にあると言われています。この課題を解決するための一助となるのが、株式会社デジタルシフトウェーブの代表である鈴木康弘氏の教科書、「成功＝ヒト×ＤＸ」です。6月11日にプレジデント社より発売される本書は、まさにデジタル初心者に向けたDX実践のための指南書です。

DX導入の実態と課題

近年、企業のDX推進は多くのメディアで取り上げられ、一般的な言葉となりました。しかし、その成功には数々の「壁」が立ちはだかっています。例えば、企業文化や組織的な抵抗、人材不足といった要素です。鈴木氏は、これらの壁に対して具体的な成功事例とともに乗り越え方を指南しており、特に「ヒトと組織」が成功の鍵を握るとしています。

著者の経歴

鈴木康弘氏は1987年に富士通に入社し、その後ソフトバンクに移った経歴を持つ著名な人物です。彼は新規事業の立ち上げに関与し、1999年にはネット書籍販売の会社を設立しました。以降はセブン&アイHLDGS.でCIOとしてオムニチャネル戦略を推進し、2017年にデジタルシフトウェーブを設立。今では多くの企業に対しデジタルシフトをサポートしています。また、SBIホールディングスの社外役員や情報経営イノベーション専門職大学の客員教授、日本オムニチャネル協会の会長など、多岐にわたる役職を兼任しています。

DXに挑むビジネスマンたちへ

本書は、経営者や管理職に限らず、これからのビジネスを担うすべてのプロフェッショナルにとって必読の一冊です。中には、実際の企業での経験に根ざした具体的なアドバイスや知見が詰まっており、読者は自身の組織におけるDX推進に役立てることができるでしょう。経営課題についての理解が深まるだけでなく、実行可能なステップを知ることができることが期待されています。