林業現場を変える!
林業分野では仕事の効率化や安全性の向上が常に求められてきました。このたび、株式会社ワイエスエンジニアリングが新たに発表したTOF(Time of Flight)方式の3Dカメラ式原木計測システム「ログメーター(YS-RS-40)」は、そんな林業現場の悩みを解決する革新的な技術です。
ログメーターの背景
林業には、熟練者による「手検尺」が長年にわたって使用されていますが、手作業の計測は時間がかかり、人的ミスや事故のリスクがつきものです。特に、丸太の形状が各々異なるため、その計測には多大な労力がかかっていました。さらに、従来の機械検尺を導入しようとすると、環境に応じた改造や暗室が必要になるため、多くの企業は導入をためらっていたと言います。
これに対して「ログメーター」は、木口の形状を正確に捉え、手検尺の精度をデジタル技術で再現することが可能です。新たに開発されたこのシステムは、専門家の経験の賜物であり、これまでの課題を克服するものとして期待されています。
ログメーターの特長
1.
高精度の木口計測: TOF方式の3Dカメラを採用することで、木口の立体形状を高精度に取得し、熟練者に匹敵する安定した精度を実現。
2.
最大内接円抽出機能: 自動で最大内接円を抽出し、形状や浮皮の影響を最小限に抑えるため、誤差要因を効果的に排除。
3.
暗室不要: 通常の屋内照明環境下でも安定的に計測が行え、現場でのストレスを軽減。
4.
既存機器への後付け対応: 既存の選木機に大掛かりな改造なしで新品としても導入できる柔軟性。
5.
リアルタイム可視化: 計測中の木口形状や数値を即座に表示することで、業務の迅速化を図ります。
現地デモのメリット
特筆すべきは、業界では珍しい「安心導入モデル」の存在です。導入前に実際の現場でデモを行うことで、使用する設備の計測精度や操作性を確認することができます。このような現地でのデモは、木口の状態をリアルタイムで表示し、計測条件の不備や誤差をその場でチェックできるため、安心して導入を検討できるのがポイントです。
今後の展望
「ログメーター」は木材市場に留まらず、製材所や林業現場、流通分野でも幅広く活用されることが期待されています。将来的には、計測データをクラウドで共有し、地域全体の木材流通を効率化するプラットフォームへも進化する予定です。これにより、「人と技術が共に働く林業の未来」を目指し、さらなる改良を進めてまいります。
お問い合わせ
公式ホームページでは計測デモの動画を公開中です。導入を考えている方々は、お早めに現地デモを予約してください。株式会社ワイエスエンジニアリングへのお問い合わせは、以下の情報をご利用ください。
- - 住所: 〒683-0006 鳥取県米子市車尾3-5-28
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- - 公式サイト: 公式サイト
未来の林業を支えるこの革新技術に、どうぞご期待ください。