オットーボックと選手
2019-08-21 17:10:07

兎澤朋美選手と吉田知樹選手、オットーボックのアンバサダーに就任

兎澤朋美選手と吉田知樹選手がオットーボックのアンバサダーに就任



日本のパラリンピック界に新たな風を吹き込むニュースが飛び込んできました。日本体育大学に所属する兎澤朋美選手と吉田知樹選手が、オットーボック・ジャパン株式会社のアンバサダーに就任したのです。これは、両選手にとっての大きな名誉であり、また日本人選手として初めての快挙でもあります。彼らは2020年に迫る東京2020パラリンピックでの活躍が期待されている新星です。

兎澤朋美選手の経歴と功績



兎澤朋美選手は、1999年生まれの茨城県出身で、100mと走幅跳のアジア記録保持者です。彼女は小学校5年生の時に骨肉腫のため左脚を切断し、その後中学2年生から陸上競技とパラサイクリングに挑戦します。日本体育大学に進学後、彼女は本格的に陸上競技に取り組み、2019年にはドイツ・レバークーゼン国際大会で自身のアジア記録を更新しました。現在、東京2020パラリンピック出場を目指して日々奮闘しています。

吉田知樹選手の背景



同じく日本体育大学に所属する吉田知樹選手は、2000年生まれで青森県出身です。彼は先天性の腓骨欠損症を抱えており、14歳の時に義足を使用するために脚を切断しました。高校で陸上部に入り、健常者と共に練習することで着実に実力を高めてきました。2019年には、第2回世界パラ陸上競技ジュニア選手権の男子主将として、日本代表として参加し、さらなる成長を遂げています。

パラリンピックカウントダウンイベント



オットーボックのアンバサダーとしての活動は、特に注目されるイベントでも披露されます。8月23日から25日にかけて行われる東京2020パラリンピック1年前カウントダウンイベントでは、彼らが参加し、トークショーや競技体験などが予定されています。24日には、「東京2020 Let’s 55 ~レッツゴーゴー~ with すみだ」という特別イベントが開催され、世界のトップ選手が使用する陸上競技用義足の展示や「車いす体験パーク」が設置される予定です。

この車いす体験パークは、日本では初めての試みであり、車いすユーザーの生活や体験を通じて、理解を深める機会を提供します。

オットーボックのサポート体制



オットーボックはパラリンピックのオフィシャルサポーターとして、選手たちに必要な義肢や装具などのサポートを行っています。これまで30年以上にわたり、パラリンピックの全大会で選手たちを支えてきた実績を持つオットーボックは、東京2020大会でも特別なサポート体制を準備しています。約18トンの機材や15,000の修理パーツを用意し、100名以上の技術者が約2,000件の修理サービスを予定しています。

期待の若手選手としての彼ら



兎澤朋美選手と吉田知樹選手は、これからのパラリンピック界を牽引する存在とも言えます。彼らの活動を通じて、障がい者スポーツの認知度がさらに高まり、多くの人々に刺激を与えることでしょう。

このような重要な役割を担う両選手への期待は、日々高まっています。今後の活躍が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
オットーボック・ジャパン株式会社
住所
東京都港区芝浦4-4-44横河ビル8F
電話番号

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