新たな雇用モデル「ものづくり総合職」の誕生
株式会社綜合キャリアオプションがこの秋、新たに「ものづくり総合職」の新卒採用を開始しました。これは特に2026年卒業予定の若者を対象としており、製造業が直面する人手不足の課題に対する新たな解決策として注目を集めています。若手人材の減少が続く日本において、企業の採用と育成の問題を“新卒派遣”という手法で克服しようという考え方です。
「働く」に関する社会問題を事業として解決するこの取り組みによって、学生たちは働きながら自分のキャリアを見出すことが可能になります。「やりたいことが見つからない」「自己成長を目指したい」といった若者に、綜合キャリアオプションは新たな道を提示します。
製造業が抱える若手人材不足
日本の製造業界では、団塊世代が定年を迎えることに伴い、若手人材の確保が一層難しくなっています。多くの中小企業が人手不足に苦しんでおり、これが経営の大きな課題となっています。このような状況を受け、綜合キャリアオプションは「派遣ではなく、育成型新卒採用」というアプローチを考案しました。
2024年度から実施されている「ものづくり総合職」は、入社後の支援や研修、キャリアアップの支援まで、全てを一貫して行う新しい人材育成プログラムです。この職種の新卒生は、正社員としてまずは綜合キャリアオプションに雇用され、その後製造現場に派遣されるシステムになっています。受け入れ先企業と連携しながら、育成から定着まで、包括的な支援を行います。
ものづくり総合職の特長
この「ものづくり総合職」には、以下の4つの特徴があります:
1.
教育プログラムの充実
新入社員には、ビジネスマナーやチームワーク等、社会人としての基礎力を育成するために、2週間の研修が設けられています。この研修により、現場で求められる実力や人間性を高めることが期待されます。
2.
就労サポートと定着支援
専任のコーディネーターが定期的に面談を行い、個別にキャリア形成をサポートします。新卒生は、雇用が継続される仕組みが整っているため、安心して就業し続けることができるのです。
3.
キャリアアップの多様性
製造業でのリーダー職や正社員としての転籍、さらには他の職種への異動など、多岐にわたるキャリアアップの可能性があります。実際に、2024年度の入社生からは、数名がリーダー職としての役割を獲得しました。
4.
現場を熟知する営業担当者による面接
製造現場に精通した営業担当者が面接を行うため、個々の応募者の特性と職場環境を考慮したマッチングを実施しています。これにより、入社後の定着が向上する効果が趣志されています。
採用状況と受け入れ企業
このプログラムの開始から各年度で採用人数や受け入れ企業数は徐々に増加しています。2024年度の126名から2026年度には予定の約200名へと成長が見込まれ、受け入れ企業も年ごとに増加しています。企業からは「若手が入ることで職場の雰囲気が明るくなった」といった好評も寄せられています。
代表者の想い
代表取締役の大泉高太氏は、「自分も製造現場でスタートした経験から、このプログラムの必要性を痛感している」と語ります。これからの製造業を担う人材を育成するために、綜合キャリアオプションは地域の教育や雇用の問題を解決するための持続可能なキャリア支援を目指しています。
お問い合わせ
このプログラムや企業情報についての問い合わせは、綜合キャリアオプションものづくり総合職事業までご連絡ください。担当者は松本です。メールアドレスは
[email protected]です。
東京都港区に本社を持つ綜合キャリアオプションは、彼らの人材サービスを通じて地域の経済と人材問題の解決に貢献できるよう、日々努めています。