食育の格差を解消へ、F&Pジャパン株式会社が始動

食育の格差を解消する新たな挑戦

健康志向が高まる現代社会において、F&Pジャパン株式会社が設立された。この企業は、「私たちの体は、ふだん食べる物でできている」という信念を基に、食に対する意識の向上と、より良い食文化の創造を目指すことをミッションとしている。代表取締役の西野照明氏は、食品卸業を営む老舗企業の家業を背景に、新たなスタートを切った。

背景にある健康志向の高まり

スムージーのように手軽で栄養価の高い食事を求める消費者が増える中、F&Pジャパンはその流れに乗り、大正時代からの食品卸業を引き継ぎ、2013年に本格スムージー専門店「FICO & POMUM」を設立。ブランドを核とした事業を進めるため、新会社の設立に至った。

会社概要と事業の核

F&Pジャパンは、2019年3月5日に設立された東京都台東区を拠点とする企業である。事業内容は、スムージー専門店「FICO & POMUM JUICE」の運営、法人向けのスムージー導入支援、食育に関するメディア事業など多岐に渡る。これらの活動を通して、食文化の向上を目指し、全ての人が健康的な食生活を送れるよう支援していく。

食意識の格差をどう縮めるか

西野氏は、日本の学校給食の高い食育水準とアメリカのジャンクフード文化を引き合いに、自身の体験を踏まえて「食意識の格差」という概念を提唱。国や所得の違いを超え、全ての人が必要な栄養を手に入れられる社会作りを目指している。また、健康的な食生活は選択肢の幅が広がることで実現できると考え、消費者にその知識を提供することの重要性を訴えている。

展示会出展の告知

F&Pジャパンは、企業が自社でスムージーを手軽に提供できる「Smoothie Kits」を用意し、業務用としての展開を行う。これらの製品は、7月に開催される展示会に出展予定で、法人企業に向けたアプローチを強化していく。

FICO & POMUMの魅力

「FICO & POMUM JUICE」は、ヘルシーなファストフードをテーマにしたカフェであり、新鮮な果物や野菜を豊富に使用したスムージーが人気だ。2013年にオープン以来、東京駅や青山といった感度の高い立地で注目を浴びてきた。多種類のスムージーやボリューム満点のサンドイッチを提供し、メディアにも頻繁に取り上げられる存在となっている。

今後の展望と使命

F&Pジャパンは、健康的な食文化の実現に向けた取り組みを通じ、食意識の向上と、食育における格差の是正を目指していく。同社は「誰もが健康的な食生活を送る基礎を築く」ことを理念に掲げ、あらゆる人々に食に関する知識と機会を提供していく意向を示している。

F&Pジャパンの今後の活動に期待が寄せられている。