カソク、新たに「エングラフ」を導入しつながりの強化
アパートメントホテルの運営を行うカソク株式会社(本社:東京都新宿区)は、エンゲージメント向上を目的とした「エングラフ」プログラムを導入しました。この仕組みは、顧客のポジティブな感情や行動をもとに、より良いつながりを構築することを目指しています。
「エングラフ」とは?
株式会社チッピーが提案した「エングラフ」は、顧客と従業員のエンゲージメントを高めるサービスです。ポジティブなコミュニケーションを通じて、従業員がどのように顧客から評価されているかをリアルタイムで通知します。こうした情報により、スタッフの働きがいを向上させ、顧客満足度の向上が期待されています。
導入の背景
カソクでは、全国のアパートメントホテルにおいてゲスト体験の向上と業務の効率化を両立させる取り組みを進めています。特に最近ではデジタル化やAIの活用が進む中でも、ゲストとの直接のつながりや現場スタッフの貢献を重視したいという考えが強まっていました。エングラフの導入は、こうしたニーズに応えるものです。
モチベーション向上とサービス改善の好循環
カソクのhotel aima支配人、薛氏は「従来は接客スタッフに焦点が当てられていましたが、エングラフ導入後は、清掃などのバックエンドスタッフもお客様からのポジティブなメッセージを受け取ることができます」と述べています。これにより、現場の活動が可視化され、スタッフ間の一体感が高まり、結果としてサービス品質の均一化が期待できるとしています。
また、顧客のニーズを細かく把握することで、パーソナライズされたサービスの提供も可能になります。小さな感謝の言葉が、やがて全体の施設価値を高める要素となります。
チッピーについて
エンゲージメント向上をテーマにサービスを展開するチッピーは、ポジティブな体験を重視した顧客と従業員の関係性を深める手法を提供しています。「Chipee」というツールを通じて、感謝の気持ちを簡単に伝えるコミュニケーションを実現しています。
導入後の展望
カソクは、エングラフを通じて得られたデータを活用し、それぞれのホテルにおける顧客のポジティブな感情や行動を把握し、従業員のモチベーションをさらに引き上げるための施策を推進していく方針です。顧客の声を大切にし、チーム全体の一体感を持ってサービスを提供していくことで、企業の持続的な成長を目指しています。
まとめ
カソク株式会社が導入したエングラフは、顧客と従業員の双方にとって新たな価値を生む取り組みとして注目されています。これにより、信頼関係の構築が進み、さらなるサービス品質向上につながることが期待されています。今後、同社の活動に目が離せません。