企業カルチャー変革推進イベント『企業カルチャーを浴びる夏』レポート
2025年8月25日(月)、Tokyo Innovation Baseで行われた産官学連携イベント『企業カルチャーを浴びる夏』が、企業カルチャーの重要性に対する理解を深める場となりました。このイベントは、Unipos株式会社が主催し、105社の企業や団体が賛同したことが特徴です。
イベントの背景と目的
近年、企業における不祥事や離職率の増加、エンゲージメントの低下など、組織に関する様々な問題が指摘されています。こうした課題は、企業カルチャーのあり方と深く関連していると考えられています。しかし、カルチャーについて真剣に議論し、実践を共有する場はまだ少なく、多くの企業が試行錯誤を続けているのが現状です。
これを受けて、昨年の「カルチャー変革決起会」には88社が参加し、多くの熱気が生まれました。この成功を踏まえ、今年のイベントが企画され、企業の成長にカルチャー変革が不可欠であることを広めることを目的としました。
イベント概要
『企業カルチャーを浴びる夏』は、企業規模や業種を問わず、企業のカルチャーに興味を持つ100名を超える参加者が集まりました。基調講演は、唐澤俊輔氏が担当し、企業カルチャーの最新知見と実例を紹介しました。続いて、各種専門家によるパネルディスカッションが行われ、参加者は企業カルチャーの進化に必要な視点やアイデアを吸収しました。
講演者とその内容
- - 唐澤俊輔氏:基調講演では、組織づくりの最前線での経験を元に、現代日本の企業カルチャーのあり方を解説。彼の独自の「カルチャーモデル」は、多くの企業の参考となりました。
- - 甲南大学の北居明教授:組織文化論の第一人者として、企業カルチャーを改善するための具体的なアプローチについて講演。
- - ダイキン工業の佐治正規氏:企業文化が業績に与える影響と、その中でどのように挑戦を受け入れ、育成を行うかを語りました。
- - 経済産業省の林美穂氏:人的資本経営についての知見を共有し、企業の評価基準がどのように変化しているのかについて説明しました。
多様な視点が提供されることで、参加者は自社のカルチャーについて考える刺激を受け、新たな視点や解決策を見つける貴重な機会となりました。
交流会での議論と反響
講演後には、自由な交流会が設けられ、自社のカルチャーに関する課題や成功事例について活発な議論が行われました。参加者からは、「カルチャーに特化したイベントは非常に有意義だった」「他社と悩みを共有することで解決策が見えてきた」といった感想が聞かれました。
今後の取り組み
Unipos株式会社は、このイベントを皮切りに、より多くの企業がカルチャーを重視し、改善に取り組む流れを後押ししていく方針です。『企業カルチャーを浴びる夏』の成功を背景に、今後も企業カルチャーの重要性が広まることが期待されます。このムーブメントを一過性のものとせず、継続的に推進していく意向です。
Unipos株式会社について
Unipos株式会社は「組織課題解決カンパニー」として、人と組織の力を引き出すための様々なサービスを提供しています。これからも企業のカルチャー変革を共に支援し、持続可能な成長を目指していく所存です。