特許訴訟、和解へ
2025-02-03 15:33:34

パナソニック、Magna社との特許権侵害を解決し技術力強化へ

パナソニック、Magna社との特許権侵害を解決し技術力強化へ



パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(PAS)は、最近、米国のMagna Electronics Inc.及びカナダのMagna International Inc.との間で特許権に関する重要な契約を締結しました。これにより、両社は互いの特許技術を使用することが可能になり、自社の技術革新をさらに推進する狙いがあります。

特許権侵害訴訟の背景



この契約が成立するまでの過程には、2021年3月にさかのぼる一連の法的な争いがありました。PASは、Magna International社の製品が自社の持つ先進運転支援システム(ADAS)の特許を侵害していると主張し、米テキサス州連邦地裁およびドイツ・ミュンヘン地裁に訴訟を提起しました。この動きに対して、Magna社もPASの製品に対し特許侵害の反訴を行いました。

その後、両社は協議を重ね、最終的には自社の特許技術を有効活用するためのクロスライセンス契約を締結し、未解決の訴訟をすべて取り下げることで合意しました。契約条件は厳密に非公開となっていますが、両社にとっての利点は明確です。

新たなステップへの期待



PASは、この特許クロスライセンス契約を通じて、自社の技術力と知的財産をさらに強化し、グローバルな市場競争力の向上を図ります。代表取締役副社長であり、CTOでもある水山正重氏は以下のようにコメントしています。

「この契約は、当社およびパナソニックグループで蓄積した技術力と知的財産をさらに強化し、グローバル市場での競争力を高める重要なステップです。今後もより革新的な製品を提供し、お客様の期待に応えていきます。」


PASの今後の展望



PASは今後も、自社の知的財産権を保護し、技術を最大限に活用することで企業価値の向上を目指すと明言しています。このような取り組みは、ただの法的解決にとどまらず、企業全体の成長戦略に組み込まれる見通しです。

さらに、製品の革新は市場に対する競争優位性を高めるだけでなく、安全性や性能の向上にも寄与します。自動車産業は急速に進化しており、新技術の導入が不可欠です。PASの技術が今後、どのような新製品やサービスを提供するか、業界内外から注目が集まっています。

詳細な情報については、こちらのプレスリリースをご覧ください。また、パナソニック オートモーティブシステムズについての関連情報もぜひチェックしてください。



画像1

会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。