一般社団法人Fintech協会、初の海外デスク設置へ
一般社団法人Fintech協会は、2025年3月4日に米国シリコンバレーに初めてのデスクを設置することを発表しました。この動きは、日本のFintech業界の国際展開を加速させるものとして注目されています。
このデスクの開設により、現地のキーパーソンや当局とのコミュニケーションを強化し、日本企業のシリコンバレー進出を後押しする役割を果たします。また、シリコンバレー内での日本のFintech産業に関する情報提供やコミュニティへの参加機会を増やすことを目指しています。
Fintech協会は2023年9月に大阪デスクを設置し、地域のイノベーションイベント「Hack Osaka」への後援や、現地企業との提携の促進といった成果を挙げています。この実績を背景に、シリコンバレーデスクではさらなる展開が期待されています。
シリコンバレーデスクの詳細
デスクの正式名称は「一般社団法人Fintech協会 シリコンバレーデスク」で、開設日は2025年4月1日。場所はSozo Venturesのシリコンバレー本社内に位置し、担当理事には齊藤健一氏が名を連ねています。
齊藤氏はSozo Venturesのシニアディレクターとして活躍しており、三菱UFJ銀行では21年間の勤務歴を誇る金融業界のベテランです。シンガポールやシリコンバレーでの経験を通じて、グローバルな視野を持つ齊藤氏は、Fintech協会の海外展開において重要な役割を果たすと期待されています。
Fintech協会の使命
一般社団法人Fintech協会は、日本の金融サービスをより良いものにすることを目指しており、新たな金融サービスを社会に実装することがミッションとなっています。スタートアップや様々なステークホルダーの協力を通じ、オープンイノベーションを推進し、持続可能な金融業界の発展に寄与することを目指しています。
まとめ
Fintech協会のシリコンバレー進出は、日本企業へのサポートを強化し、国際的なビジネスチャンスを拡大する重要なステップです。シリコンバレーという世界の最前線で、Fintech協会は地域のニーズに応えるとともに、国内外の金融市場における地位をさらに高めることを目指しています。