地産地消型金融モデルが実現する未来
ミュージックセキュリティーズ株式会社は、新たな投資ファンド『Charichari 地域インフラ投資ファンド』を立ち上げ、個人と法人が協力して地域資源を金融に活用する取り組みを始めました。このファンドは、福岡発のシェアサイクル事業「チャリチャリ」を支えるもので、地域課題の解決を目指す全く新しいコンセプトです。
地域資金の循環による課題解決
このファンドは、特に都市部や地方で公共交通の減便が進む中で、地域づくりの重要性が増しています。『チャリチャリ』は、駅から目的地までの「あと一歩」を埋め、人々の移動を助けるために設立されました。
本ファンドは、個人投資家と三菱UFJ信託銀行が連携して運営され、資金は電動アシスト自転車の購入に充当されます。これにより、地域の資金が地域の課題解決に直接関与するという「地産地消型金融モデル」を実現しています。
都市間移動の新たな習慣
チャリチャリは既に福岡、熊本、名古屋、東京など全国9エリアで展開されており、個人によるシェアサイクル利用を広めています。公共交通機関が不便な地域でこそ、このサービスは特に重要です。利用者が駅からの距離を気にすることなく、自由に移動できるようにすることで、地域の活気を再生する狙いがあります。
3つの社会課題に挑む
チャリチャリは、以下の3つの社会課題に取り組んでいます:
1.
公共交通の代替手段の提供: 頻繁に減便された公共交通に代わり、地方との連携を強化。
2.
不便な移動手段の解消: 駅やバス停からの接続性を高め、柔軟なポート配置を行い、アクセスの良さを実現。
3.
経済活動の活性化: 地域の魅力を再発見し、「寄り道」を促すことで、まち全体に活気を生み出す。
投資者を募集するファンドの特徴
募集期間は2025年7月25日から2025年9月5日まで。出資金は一口10万円から可能で、予定利回りは税引前年率2.5%です。投資者には、特典として年5,400円分のライドチケットが提供され、チャリチャリのサービスを利用することもできます。このファンドは、電動アシスト自転車を信託財産とし、リース契約を通じて資金の循環を図る独自の仕組みを採用しています。
未来を見据えた新たなイニシアティブ
このファンドの設立は、単なる投資の枠を超え、地域の未来を共に創造する新たな試みです。地域に根付いた取り組みが、個人投資家と法人の両者に楽しみながら参加できる機会を提供し、地域課題の解決に向けた積極的なアプローチを促します。
ミュージックセキュリティーズは、今後も地域の未来づくりに貢献し続けます。募集についての詳細は、公式サイトやSNSでお知らせしていますので、ぜひご参照ください。