パナソニックとビットキーの新サービス
パナソニック株式会社エレクトリックワークス社と株式会社ビットキーが協力し、次世代の統合型ビル入退室管理サービス「eX-SG with workhub」を開発しました。この画期的なシステムは、2025年5月21日に発売予定で、主に大規模オフィスビル向けに提供されます。新築や既存の建物を問わず、年間100棟の導入が見込まれています。
画期的な機能
「eX-SG with workhub」は、ビットキーが開発したコネクトプラットフォーム「workhub」とパナソニックの入退室管理システム「eX-SG」が連携する形で動作します。このサービスは、クラウドベースで運営され、多様なサービスとの連携が容易です。
特に、ビットキーが提供する「workhub Cloud」とのAPI連携により、カードリーダーには通信モジュールが標準搭載され、Bluetooth機能を利用して様々な認証方法を追加することが可能です。これにより、認証端末を追加設置するだけで、顔認証や二次元コード認証等複数の認証方式を導入でき、ビル内のセキュリティを強化しつつ、工事の手間を大幅に減少させます。
テナント企業への利便性
この新しいシステムの最大の特長の一つは、テナント企業が独自に入退室権限を管理できることです。一般的なビル管理では、権限の発行や削除はビル管理スタッフが手動で行っていましたが、本サービスではテナント企業がこれをオンラインで行うことができ、業務の効率化につながります。さらに、様々なクラウドサービスと連携ができるため、情報の手入力や管理の手間が省け、瞬時に入退室権限の変更が可能な点も評価されています。
大規模な導入事例の紹介
すでにいくつかのビルで本サービスの導入が進んでおり、例えば西日本鉄道株式会社の「ONE FUKUOKA BLDG.」では、クラウドサービスと連携した整然とした入退室管理が行われています。また、東京建物株式会社の「大崎センタービル」では、顔認証を利用した入館管理が導入され、スマートで便利な環境が構築されています。
今後の展望
今後、パナソニックとビットキーは、さらなるビルへのサービス提供強化を進め、新しいクラウドサービスの導入を推進していく計画です。これにより、新築時だけでなく、竣工後の継続的な価値提供が可能となり、テナント企業のニーズに応じたサービス展開が期待されます。
このサービスは、オフィス環境の進化を促進し、働き方の多様化を支援します。「workhub」は、顔認証や受付の自動化、会議室の予約など多彩なソリューションを提供し、利便性が向上します。さらなる情報は「workhub」の公式サイトで確認することができます。
企業情報
株式会社ビットキーは、2018年に設立されたスタートアップで、デジタル技術と物理的製品をつなぐことで、より自由でストレスのない社会の実現を目指しています。同社は、住宅向けのコネクトプラットフォーム「homehub」や、オフィス向けの「workhub」を提供しています。彼らのビジョンは、利用者が感情的なストレスなく、自由な行動ができることです。