タブレットで遊びながら学ぶ「そろタッチ」の魅力
暗算力を向上させるための新たなアプローチとして、タブレットを用いた「そろタッチ」が注目を集めています。このアプリを開発したのは、株式会社Digikaで、彼らは2024年8月からフィリピン、マニラのボニファシオ・グローバルシティにて初の教室を開校することを発表しました。
世界の19カ国に広がるそろタッチの教室
そろタッチは、すでに世界中の19カ国・地域にその教室を持ち、多くの子どもたちに新しい学習体験を提供しています。フィリピンでの展開は、このアプリの国際的な成長を象徴するものであり、地元の子どもたちにもその恩恵がもたらされることが期待されています。
数字は世界共通の言語
Alea Partners Philippinesの代表であるジュリー・アン・ヤマナカ氏は、数字が全世界共通の言語であると語ります。国際企業での経験から、数値データが議論や合意形成に不可欠であることを学んだ彼女は、子どもたちにもこのスキルを身につけてほしいと考えています。特に、9歳の娘が算数に苦しむ姿を見て、そろタッチの出会いを通じて、ゲーム感覚で楽しみながら学ぶことができたことに感銘を受けています。
教室開校の背景
フィリピンの教育環境には課題が存在しており、特にSTEM教育(科学、技術、工学、数学)における育成が不足していると指摘されています。公教育に限られた予算の制約もあり、民間組織の参加が求められています。Alea Philippinesが開校を決定したのは、このような背景からです。子どもたちが将来のために必要なスキルを身につける環境を提供することは重要です。
ボニファシオ・グローバルシティの特長
新たに開校される教室は、マニラの中心に位置するボニファシオ・グローバルシティにあり、インターナショナル・スクールが集まる国際色豊かな地域です。生徒は日本人とフィリピン人がほぼ半々で、言語の壁を越えて学ぶ場が提供されます。授業は英語で行われますが、生徒は自分の好きな言語をアプリに設定できるため、自由な環境が作られています。
楽しく学ぶ新しい学びのスタイル
「そろタッチ」を使用した教室では、子どもたちが楽しそうに暗算を学ぶ姿が印象的です。教室に訪れた人々は、子どもたちがまるでゲームをしているかのように楽しんでいる様子に驚き、笑顔になることが多いとの声があります。これは、算数に対する固定観念を壊し、子どもたちがより気軽に、そして活発に学ぶ環境を生み出しています。
まとめ
今後、そろタッチを通じて多くの子どもたちが算数を好きになり、自らの自信を持てるようになることが期待されています。タブレットを用いた新しい学習法は、今後ますます広がりを見せるでしょう。そろタッチがフィリピンでどのように子どもたちの未来を切り開いていくのか、ますます目が離せません。興味のある方は、ぜひ公式サイトやSNSをチェックしてみてください。特にAlea Philippinesの教室は、自由で楽しい学びの場を提供します。これからの展開に期待が高まります。