パワーソリューションズと千葉大学、DXデザイン研究室を設立
株式会社パワーソリューションズが、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)と手を組み、デジタルトランスフォーメーション(DX)に特化した新たな研究室を設立しました。本研究室は、7月から活動を開始し、デザイン手法を用いたDXのトレンド研究や人材育成プログラムを実施していく予定です。
背景と目的
近年、日本社会は「2025年の崖」と言われる問題に直面しています。これは、企業の多くが抱える古いシステムがDXの阻害要因となり、結果的に経済損失をもたらす懸念があるためです。このような状況を打破するためには、イノベーションを促進し、デジタル化を進める必要があります。パワーソリューションズは、この課題に応えるべく、実践的なデザイン思考と最新のIT知識を融合させた新たなソリューションの提供を目指しています。
研究室の活動内容
本研究室の活動は以下の3本柱で構成されています。
1. 最新の国内外のソリューションリサーチとメディア発信。
2. DXソリューションを支える人材育成プログラムの開発と提供。
3. 幅広くDXを推進するエンジニアネットワークの形成。
特に注目すべきは、短期間で学べるローコード・ノーコードツールの導入です。これらのツールは、開発知識がなくても使用できるため、技術者以外の人々でもDXを推進する正しい知識とスキルを得られるようサポートします。
課題の克服
ただし、これらのツールの導入には注意が必要です。業務知識や仕様の理解が不十分なまま導入すると、逆にトラブルを引き起こすことがあるため、プログラムではこうしたリスクを軽減するための教育にも力を注ぎます。
学生や企業を対象に
今回の共同研究は、大学の学生やエンジニアだけでなく、企業や行政へのアウトリーチも目指しています。これにより、より広範なDX人材育成を行い、社会全体のデジタル化を進展させることを狙っています。また、経済産業省の支援を受けたプログラムであるため、その信頼性も高まります。
まとめ
パワーソリューションズと千葉大学の密接なコラボレーションによって、DX人材の育成がより効果的に実施され、最先端のソリューションが社会に広まることが期待されます。今後の取り組みが日本のDX推進に貢献することを強く願っています。