南海電鉄の自己託送
2024-10-08 23:15:39

南海電鉄、再エネ供給を強化する自己託送を導入予定

南海電鉄、再エネ供給を強化する自己託送を導入予定



南海電気鉄道株式会社が、再生可能エネルギーの活用を加速するために、自己託送システムを導入することを発表しました。これは、株式会社エナリスが支援するもので、運用開始は2024年11月に予定されています。

自己託送とは



「自己託送」という仕組みは、自社の発電所で作られた電力を、一般の送配電網を通じて自社やグループの施設へ送ることができるシステムです。これにより、エネルギーの消費をより効率的に管理でき、持続可能な開発に寄与することが期待されています。

新たに設立される太陽光発電所



エナリスは南海電鉄が和歌山県橋本市に設置する太陽光発電所から発電された電力を、非常に活発なビジネスエリアである大阪市の「なんばスカイオ」と「なんばパークス」に供給する計画です。この発電所の名称は「南海小峰台太陽光発電所」であり、面積は約55,420㎡、発電量は年間約600万kWhを見込んでいます。

エナリスの役割



エナリスは、南海電鉄がこの新しい自己託送システムを運用するための支援を行います。具体的には、一般の送配電事業者や電力広域的運営推進機関であるOCCTOとの協議を行い、各種契約を締結する作業を代行します。また、自己託送が開始された後には、発電量や需要量の予測、計画の提出を行います。さらに、インバランス料金を固定化し、発生してしまうお客様の過度の負担を軽減するための取り組みも行う予定です。

未来の脱炭素社会の実現へ



エナリスとしては、脱炭素社会の実現に向けたソリューションの提供を通じて、再生可能エネルギーを主要な電源とすることを目指しています。このような取り組みを通じて、豊かで持続可能な未来社会の構築に寄与していく意向を持っています。また、南海電鉄も創業から140年以上の歴史を持ち、多くの事業を展開していることから、地域に根ざした企業として再エネの推進に重要な役割を果たすことが期待されています。

まとめ



南海電鉄の自己託送システムの導入は、再生可能エネルギーを積極的に取り入れ、地域社会に貢献する新たな試みです。太陽光発電の特性を生かした電力供給が実現することで、南海電鉄自身の持続可能な未来への道が一層明確になるでしょう。これからの展開に大いに注目が集まっています。


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会社情報

会社名
株式会社エナリス
住所
東京都千代田区神田駿河台2-5-1御茶ノ水ファーストビル 14F
電話番号

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